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創業6年のインド発ユニコーン OYO が「世界2位」のホテルチェーンに マリオットも射程圏内に


ホテル・不動産ユニコーンの Oyo Hotels &Homes(オヨ・ホテル&ホームズ)はこのほど、展開するホテル客室数を110万室に拡大し、客室ベースで世界第2位のホテルチェーンになったことを発表した。


7月18日にザ・プリンス パークタワー東京で開催されたカンファレンス「SoftBank World 2019」で、OYO創業者のリテシュ・アガルワル氏が明らかにしたもの。


OYOは毎月9万室のペースで客室を増やしており、131万室を有する世界最大のホテルチェーン マリオット・インターナショナルを抜き、世界最大のホテルチェーンとなるのも時間の問題。残された時間はわずか数か月程度だ。


現マリオット・インターナショナルが、ホテル事業に進出したのは、1957年のこと。131万室にまで拡大するまでに約62年を要している。一方で、OYOが110万室にまで拡大するのに要した時間は、たったの6年。


大規模な投資で、大型の施設と設備を有する「装置産業」とも言われるホテル業界で、OYOは、これまでのホテル企業が実現できなかった驚異的な成長を遂げていることがわかる。


OYOが驚異的な成長を遂げる背景にあるのは、ビックデータやAI(人工知能)といった最先端のテクノロジーの活用だ。そしてこのポイントこそ、「SoftBank Vision Fund」(ソフトバンク・ビジョン・ファンド)が注目しているポイントにもなる。


OYOでは、全世界で1千万件以上のビルデータベースを活用し、既存のブランドでは6か月から12カ月程度を有する物件の契約締結にかかる日数を、最短で3回の会議、長くても5日間にまで大幅短縮。


また、インテリアデザインにもAIを活用。デザインアルゴリズムによって客室に置く設備や壁面の素材などを選ぶことで、客室の稼働率を3倍に上げることに成功したという。


 


AIにより1日5,000万回、客室単価の調整を実施


AIの活用は物件契約やインテリアデザインの決定にとどまらない。OYOは、売上最大化の要ともいえる客室単価の設定にもAIを活用。機械学習によるアルゴリズムを活用して、1日あたり5000万件もの価格調整を実施。


解析データは、毎時14万4000件にものぼり、リアルタイムでの予測正確性は97%に達すると述べた。ほかにも同社が提供する従業員向け客室清掃管理アプリでは、清掃業務をアプリで管理することで、1人あたりの清掃客室数を4部屋から10部屋に拡大できたという。


日本でもOYOのホテルは水面下で増加。楽天トラベルのOYO (オヨ)グループホテル一覧によると、2019年7月19日時点で、41軒まで急拡大していることが Airstair の調べでわかった。


日本で展開するOYOのホテル全41軒のうち、18軒が京都にあり、OYO Hotel は京都を中心に急拡大しているようだ。OYO Hotel は、これまで新しく進出した国で急速に拡大してきた。OYOは、日本でも同様に OYO Hotel の施設数を急速に伸ばすことになりそうだ。


【特集】インド発ユニコーンのOYO(オヨ)、ソフトバンクと日本のホテル事業にも参入


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