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門司港駅の歴史伝えるスタバがオープン 随所に鉄道との繋がり




105年前の創建当初の姿に復原され、3月10日にグランドオープンを迎えた門司港駅に、鉄道や地域との繋がりが感じられるスターバックスコーヒーがオープンした。



「スターバックスコーヒー門司港駅店」は、門司港駅1階コンコースの右手側、旧三等待合室があった38.9坪のスペースに出店。白い漆喰壁と黄色の天井、腰壁が復原されており、大正時代を思わせる趣ある空間だ。この駅舎の雰囲気と、日本の近代化を支えた北九州の産業の歴史を伝えていきたいという思いから、店内は少し特徴的なものになっている。





ダークブラウンで落ち着いた印象のバーカウンターの壁は、八幡製鉄所を擁する新日鉄住金製のコルテン鋼という特殊な素材。鋼材の表面に錆を発生させたコルテン鋼の味のある質感が、北九州の重工業や鉄道のイメージを表現しているという。





バーカウンターの脇には、スターバックスの歴代のロゴマークが掲げられている。これらは列車のヘッドマークをイメージして作られたもの。九州内の列車に見られる「お椀型ヘッドマーク」を再現しているところにこだわりが感じられる。また、ロゴマークが使用された年代を示しているプレートは、機関車のナンバープレートを参考にして製作されたものだそう。駅舎内の店舗らしい装飾だ。





鉄道との繋がりはこれだけではない。バーカウンターや大テーブルの足元に目をやると、何やら見覚えのある形状。鉄道のレールだ。九州内の鉄道で実際に使用され、役目を終えたものを譲り受けている。





スターバックスコーヒーのテーブルといえば木製のイメージだが、この店舗の大テーブルは人工大理石仕上げ。昔の駅ホームの洗面所などでよく見られた、あの素材からインスパイアを受けているという。八幡製鉄所で使われている鉄鉱石やコークス、副産物のスラグなどが骨材として含まれている。





店内奥の椅子やテーブルはMADE IN 北九州。福岡県産の栴檀(センダン)という木材を使用して、地元の木工所が製作した。写真中央手前の簡素な造りの椅子にもエピソードが。門司港駅の旧待合室や駅そば屋で使われていた箱型の椅子からアイディアを得てデザインされており、かつての駅を思い出して懐かしんでもらいたいという思いが込められているという。






▲当時の待合室と駅そば屋の写真も飾られている。



スターバックスコーヒーの担当者は、「海外のお客様もたくさん来ると思うので、地域の方の駅舎に対する思いや地域性も感じられるようにしている。毎日駅を利用する地域の方に愛着を持って使ってもらいたい」と話した。




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