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エアプサンの東京/成田~大邱線初便搭乗レポート【坂部秀治の航空よもやま話】




6月8日、アシアナ航空傘下の格安航空会社(LCC)、エアプサンが東京/成田~大邱(テグ)線を就航させた。同路線はエアプサンにとって8番目の日本路線、同じく韓国系LCCのイースター航空と合わせるとダブルデイリーで両都市を結ぶ。成田からは大邱に到着後そのままホテルへチェックインし、一休みした後に市内観光やディナーを楽しむことができるスケジュールだ。





成田空港ではアシアナ航空とのハンドリングの共通化を行っていることから、第1ターミナルの発着となっている。「LCC=第3ターミナル」と言う構図が定着しつつあるため、くれぐれも気を付けたいところ。この日は南ウイングのJカウンターでチェックインを受け付けていた。



またエアプサンのチェックイン締め切り時刻は出発40分前で、成田発は午前11時、大邱発は午前8時。LCCながら比較的ぎりぎりまで手続きを受け付けているのもメリットだろう。現時点では自動チェックイン機やモバイルアプリ等によるオンラインチェックインには対応していない。



ラウンジサービスは提供されていないものの、昨秋オープンした有料ラウンジ「Narita TraveLounge(ナリタトラベラウンジ)」や、プライオリティパスを利用することで大韓航空の「KALラウンジ」の利用もできる。





成田発のBX115便は第5サテライト55番ゲートからの出発。就航初便と言う事でモニター下には横断幕を設置し、こぢんまりしながらもしっかりとアピールを行っていた。



搭乗は20列目より後方の乗客を優先的に案内していた。子供連れや高齢者・上位顧客向けの事前改札は実施されていないものの、特段混乱等は生じていなかった。





初便であることから、搭乗口通過後に乗客に記念品がプレゼントされた。中身はオリジナルモデルプレーンやパスポートケース、大邱の観光ガイド類。





モデルプレーンは航空ファン垂涎のグッズ、パスポートケースや観光ガイドは到着後すぐに使用出来るのが有難い。自身も大邱に関してあまり事前情報を得ていなかった事も有り、観光ガイドや市内広域図等のプレゼントが役立った。







機材はエアバスA321-200型機。現時点でエアプサン生え抜きの機材は存在せず、原則として親会社であるアシアナ航空からの移管機で運航を行っている。座席配置はアシアナ航空時代そのままとなっており、シートピッチも広めに取られていた。座席カバーはエアプサンのコーポレートカラー・ブルーに変更されている。







オーディオパネルやオーバーヘッドモニター等のエンターテイメント設備が残されており、機内でのイヤホンの貸し出しや販売などは行われていないものの、モニターでは常にフライトマップが表示されており、自身の現在地をリアルタイムで確認する事ができるのが嬉しい。





飛行時間は90分程度の短距離線であるものの、無料の機内食・ドリンクサービスが行われた。競争が激しい韓国内では、LCCもしっかりとサービスを行うのが通例となっている。今回のメニューはプルコギ風ブリトー(甘辛い牛肉をトルティーヤで包んだライトミール)、ドリンクはミネラルウォーターとみかんジュースの2種が用意されていた。機内は平日にも関わらず日本人ツアー客で大賑わいで、みな嬉しそうに記念撮影や雑談に花を咲かせていた。



フライトマップや配布品のガイドマップを楽しむ事2時間、定刻よりもやや早く大邱国際空港に到着した。地方都市ながらアジア路線を多々有しているだけに外国人観光客への案内は問題無く、日本語表記も多々見られた。低価格・高品質をモットーとしているエアプサン、レガシーキャリアとさほど変わらないサービスに終始好感を覚える事が出来た。



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