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583系、営業最終運転へ 4月2日・8日に秋田駅発着で団体専用臨時列車を運行




JR東日本秋田支社は、特急形寝台電車583系について、4月8日の団体専用臨時列車としての運行をもって引退すると発表した。最終運転として、「ありがとう583系 増田の蔵と日帰り温泉の旅」、「さようなら583系 日帰りの旅」の2列車を設定する。



「ありがとう583系 増田の蔵と日帰り温泉の旅」は、4月2日午前9時39分に秋田駅を発車。奥羽本線を走行し、湯沢駅に午前11時5分に到着する。折り返し列車は同日午後4時19分に十文字駅を発車、午後5時35分に秋田駅に到着する。



「さようなら583系 日帰りの旅」は、4月8日に秋田~弘前駅間を2往復する。1往復目は午前7時21分に秋田駅発車、午前9時27分に弘前駅到着、折り返して午前10時に弘前駅を発車し、午後0時30分に秋田駅に到着する。2往復目は午後2時50分に秋田駅を発車し、午後5時7分に弘前駅に到着、午後5時35分に弘前駅を発ち、午後8時23分に秋田駅に戻るダイヤ。この列車の運行をもって、国鉄時代から走り続けてきた583系はその歴史に幕を下ろす。



旅行商品はいずれも2月20日午後2時に発売を開始する。「ありがとう583系 増田の蔵と日帰り温泉の旅」は、秋田駅発着でおとな1人9,800円。その他、大曲・横手の各駅発着も設定する。「さようなら583系 日帰りの旅」は、秋田~弘前駅の1往復でおとな1人8,800円。秋田・弘前駅発着の他、八郎潟・森岳・東能代・大館・碇ヶ関・大鰐温泉の各駅発着の設定もある。



583系は、1968年の東北本線全線電化完成に合わせて開発された寝台・座席兼用電車。最盛期には東北地方を中心に数多くの長距離特急列車・寝台特急列車として運行され親しまれた。近年では、主に東北地方から首都圏のテーマパークへ向かう団体専用臨時列車として運行されていた。



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