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Arm:Arm Flexible Accessの拡充の一環として、新たに「DesignStart Tier」の提供を開始


Armの日本法人であるアームは、好評を博している「Arm Flexible Access」プログラムの拡充の一環として、今回新たに「DesignStart Tier」の提供を開始したことを発表した。より柔軟で自由な半導体設計を可能にする新たな提供モデルとして2019年に発表されたArm Flexible Accessは、すでに世界各国のパートナー企業に採用されており、現在利用中のパートナー数は90社を突破している。

 DesignStart Tierの提供開始により、特定のプロセッサコアに対する設計開始時のライセンス費用を無償化することでArm IPへの迅速なアクセスを実現するサービスとして従来提供していた「DesignStart」プログラムは、Flexible Accessプログラムに統合された。これにより、新たに対象に加わった「Arm Cortex-M23」を含め、今日何十億ものデバイスで実績のあるArm IPを年会費無料で試作や評価のために利用でき、生産段階に進んだ場合にのみ製造ライセンス料が発生する。Armのエコシステムを通じて必要なリソース、サポート、ツール、設計サービスにすぐにアクセスできることで、コストとリスクを最小限に抑えながら、革新的なカスタムチップを設計することが可能となる。



 Arm Flexible AccessのDesignStart Tierで利用可能なArm IPは次の通りである。

・ArmのLinux対応アプリケーション・プロセッサとして最小の消費電力を誇る「Arm Cortex-A5」

・コネクテッド組み込みアプリケーション向けに設計された最小サイズのArmプロセッサーである「Arm Cortex-M0」

・コスト重視で消費電力に制限のある広範なデバイスに対応する、面積、性能、および電力の最適なバランスを備えた「Arm Cortex-M3」

・TrustZoneセキュリティを備えた最小面積で消費電力の最も低いマイクロコントローラー向けプロセッサー「Arm Cortex-M23」

・開発期間の短縮に寄与するレファレンスデザインをパッケージ化したシステムIPである「Arm Corstone-101」「Arm Corstone-102」および「Arm Corstone-500 Preconfigured」

 さまざまな市場向けに、コネクテッドデバイスやIoT製品のニーズが高まっている。それに伴い、OEMとシリコンベンダーは、迅速な技術革新を低コストで行うとともに、アプリケーション最適化の要件を満たす必要がある。DesignStart Tierを利用することで、企業は予算や設計の専門技術の有無にかかわらず、高品質のカスタム設計を行うことが可能となる。

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