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ダイハツ・ブーン|コスパ最強で乗りやすい国産最小コンパクトカー


国産コンパクトカー最小とは思えない室内空間を実現したダイハツ・ブーン。丸目で上品なデザインの「シルク」に加え、ホワイトの専用パーツを追加した「スタイル」からなるキュートなルックスが人気を呼んだ。




レポート=岡島裕二[本文]/塚田勝弘[写真解説] フォト=平野 陽 モデル=大須賀あみ

サイズの印象以上の室内空間低燃費で低維持費なのも美点

ブーンは、トヨタで販売されているパッソの兄弟車。販売台数ではパッソの方が何倍も売れているが、開発や生産はダイハツが全面的に行なっているため、実はブーンが本家と言える。グレード数もブーンの方が多く、ベーシックな外観の「X」と丸目で上品なデザインの「シルク」に加えて、「シルク」の丸目デザインをベースにホワイトの専用パーツを施すことでキュートな雰囲気に仕上げたダイハツ専用モデルとなる「スタイル」も用意される。ブーンの全長は国産コンパクトカーでは最小サイズとなるが、軽を得意とするダイハツが開発しただけあり、狭さを感じさせることのない室内空間を手に入れている。全幅も1655mmとスリムだが、前席はベンチシートとなっているために開放感があり、後席はスクエアなボディ形状のおかげで、最新モデルのヤリスと比べても頭上空間に余裕がある。



エンジンは1.0ℓの自然吸気オンリーだから力強さはほどほどだが、ボディが軽いので一般道ならば力不足を感じるシーンは少ない。フットワークも街乗りを重視した設定で、乗り心地はソフト。ハンドリングも機敏な反応を抑えているため、ノンビリと走らせるのが心地良い。1.0ℓなのでライバルのマーチやミラージュよりも自動車税が安く、燃費も良いから、維持費を抑えることができるのも美点。乗りやすくてコストパフォーマンスが高いコンパクトカーが欲しい人には最適だ。

「スタイル」は、可愛らしさをアピールする3色のスエード調トリコットシートを専用装備する。前席は乗降しやすいベンチシートタイプを採用。後席は前席下に足を入れられるので足元は広く、リラックスして座れる。

写真は2018年のマイナーチェンジで加わった「スタイル」。専用のフロントグリルやバンパー、丸いホワイトベゼルなど、丸みを帯びたフォルムやディテールが目を惹く。クリアタイプのLEDリヤコンビランプを採用する。

衝突被害軽減ブレーキは、約4~30㎞/hで衝突を回避できる可能性があり、速度差が約30~80㎞/h(対歩行者は、約30~50㎞/h)であれば被害を軽減できる場合がある。前後の誤発進抑制機能は、約10㎞/h以下で作動する。

ボディカラー:ホワイト×ジューシーピンクメタリック


オプション装備:スタイルアップパック(9万200円)/特別塗装色(5万5000円)/ワイドスタンダードメモリーナビ(13万2000円)/ETC 車載器(1万8315円)/ドライブレコーダー(3万4760円)/カーペットマット(2万8226円)
シートと同様に、マゼンタのアクセントカラーによるポップな仕立てが印象的だ。エアコンは「X“LパッケージSAⅢ”」 以上がオートで、ほかはマニュアル。写真のナビはオプションで、ステアリングにはチルト機構が備わる。

通常時の奥行きは短めだが、後席の6対4分割可倒式は、「X“LパッケージSAⅢ”」以上に標準になり、3名乗車をしながら多めの荷物や長尺物に対応する。大きな開口部と低めの開口高も特徴で、重い荷物の積載もしやすい。

「スタイル」と「シルク」にはBi-Angle LEDヘッドランプと自発光式二眼メーターを標準化。オートライトは「X“LパッケージSAⅢ”」以上に、運転席シートヒーターは4WDに標準装備する。

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「スタイル」のキュートな外観も魅力的だが、コストパフォーマンスが高いのは「X」。「X」のベースモデルだと装備が簡素だが、「X“LパッケージSAⅢ”」ならオートエアコンや分割可倒リヤシートなどが装備され、満足できる内容になる。
※本稿は2020年10月発売の「モーターファン別冊統括シリーズVol.128 2020年コンパクトカーのすべて」に掲載されたものを転載したものです。車両の仕様や道路の状況など、現在とは異なっている場合がありますのでご了承ください。
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