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タイヤの空気圧をスマホで管理。|「FOBOBIKE2」を実際に使ってみた感想。


バイクを安全に楽しむ上で、タイヤの空気圧の管理は大事なポイント。そんなタイヤの空気圧を、スマートフォンで確認できるのが、『FOBOBIKE2』だ。今回はそんな『FOBOBIKE2』を、実際に取り付けて・走って・タイヤの空気圧を測って検証した。果たしてその使い勝手は……?


REPORT●伊藤英里(ITO Eri)


PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

FOBOBIKE2……15,400円

 タイヤの空気圧は、燃費やタイヤの寿命にも影響する。それによってハンドリングが変わり、安全性にもかかわる。また、適正ではない空気圧は、走行中にタイヤがバーストする要因の一つ。理想を言うならば、バイクに乗る前には毎回、タイヤの空気圧を測り、適正な空気圧で走行したいところ。加えて、空気圧の異常をすぐに察知できれば、それに越したことはない。




 FOBOBIKE2は、タイヤのエアバルブにセンサーを取り付け、Bluetooth®でスマートフォンと接続して、現在のタイヤの空気圧をスマートフォンの画面で確認できるアイテム。マレーシアに拠点を置くSalutica Allied Solutionsがリリースする商品で、株式会社ケイヘブンズが8月29日よりクラウドファンディングサイト『Makuake』で日本先行販売を開始した。




『Makuake』内のFOBOBIKE2の説明によれば3分程度で空気圧センサーの取り付けは可能だとか……実際にセンサーの取り付けから検証した。

同梱されているのは空気圧センサー2個、センサーをエアバルブに固定させるためのナット2個、専用工具2個。この他に専用工具用のキーホルダーや予備のボタン電池、エアバルブのアタッチメントも付属する。アタッチメントは基本的に、バイクの場合は使用しないようだ

 まず、バイクのタイヤのエアバルブに、センサーを固定させるためのナットをはめ、それからボタン型の空気圧センサーを取り付ける。このとき、自分で工具を用意する必要はない。FOBOBIKE2の一式に専用の工具が同梱されているからだ。プラスチック製の専用工具でナットをしっかりと締める。こうして空気圧センサーをフロント、リヤ両方に取り付ければ、バイク側の準備は完了である。取り付けに関して難しいことはまったくない。初回では3分とまではいかないが、だいたい10分もあれば前後輪に装着完了。慣れれば5分もかからない。

まずはバイクのエアバルブのキャップを外す
先に六角ナットを取り付ける
次に空気圧センサーを、ネジ式なので指で回して取り付ける
黒い小さなプラスチック製のそれが専用工具。これでナットを締めて固定
取り付けが完了した状態。慣れれば5分とかからずに取り外し、取り付けできる

空気圧センサー内部。ボタン電池は予備が同梱物にある
空気圧センサーの裏面。この中央の穴にエアバルブを差し込む

 次に、スマートフォンの準備が必要だ。スマートフォンにはApp StoreまたはGoogle Playから専用アプリをダウンロード。タイヤの空気圧を測りたい車両の、適正空気圧などの諸情報を入力しておく。そしてBluetooth®でバイク側のセンサーと連動させれば、準備完了だ。難しい準備が不要なのはポイントが高い。

空気圧センサーとスマートフォンのアプリをBluetooth®で接続

 空気圧センサーとのコンタクトがうまくいくと、スマートフォンのアプリには現在のフロント、リヤのタイヤの空気圧が表示される。もし設定した数値を大きく逸脱していたら、赤字で表示。走行中でも判別しやすくなっている。また、タイヤの温度、現在表示されているタイヤの空気圧が何秒前のものかなどの諸情報も表示されるようになっており、利便性はかなり高い。




 スマートフォンをハンドルバーに装着して、空気圧を測りながら走行してみる。昨今ではスマートフォンの地図をナビゲーションがわりにすることも珍しくなく、ハンドル回りの装備としては一般的。新しいアイテムを追加せずにすむ手軽さがある。




 走行中は、空気圧が刻々と、数秒ごとに情報が更新されていく。このアプリを常時起動させておく必要はあるにせよ、なるほど、これならいざというときに空気圧の異常をすぐさま察知できるだろう。




 しかし、この測定値は果たして合っているのか。そんな疑念を晴らすべく、ガソリンスタンドで空気圧を測定することにした。ちなみにこのセンサー、専用工具があればナットをゆるめてすぐに外すことができる。もし専用工具がない場合でも、サイズの合う手持ちのスパナなど、車載工具でも外すことはできるはずだ。




 ガソリンスタンドでFOBOBIKE2アプリが示すタイヤの空気圧は、フロントが166kPa、リヤが203kPa。いざ、ガソリンスタンドのエアゲージ付きコンプレッサーで測ると、フロントが約160kPa、リヤが約200kPa。ほぼ誤差はなかった。

外すときはナットを専用工具でゆるめ、空気圧センサーを指で回せばOK
ガソリンスタンドのエアゲージ。スマートフォンに表示されている数値と大きな差異はなかった

 今回センサーを取り付けたホンダのCT125・ハンターカブの場合、メーカー公表のタイヤ空気圧はフロントが175kPa、リヤが225kPa。それに合わせて空気圧を上げると、FOBOBIKE2アプリの情報がすぐさま更新された。情報更新にもどかしさを感じることのない迅速さだ。




 今回の検証では、取り付けや取り外しの容易さ、タイヤの空気圧情報の更新速度と頻度の高さ、そして正確性が確認できた。空気圧センサーは取り外しが楽々で、アプリには最大9台の車両登録できるから、バイクを複数台所有する場合でも、FOBOBIKE2が1セットあればフォローできるし、空気圧確認のために、ツーリング先で仲間のバイクに取り付け、という使い方もできそう。また、自転車などにも使えるというから、使用用途は広い。予定販売価格は1セットで15400円(税込み)。安全と安心を手軽に得られることを考えれば、検討する価値はアリだ。

Bluetoorh:5.0


動作周波数:2.4Ghz


警報レベル:3段階


最大圧力:600kPa(87psi)


温度:-40℃から85℃まで


防塵防水:IP57


電池のタイプ:CR1632


電池の寿命:約1年


センサー寸法:15mm×26mm


重量:11.5g(センサ+バッテリ)


生産国:マレーシア


カラー:シルバー、ブラック


メーカー:Salutica Allied Solutions/マレーシア

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