新たなモンキー125が登場!?写真はフェイスブックで発見した、ベトナムのカスタムショップが提案したゴリラとモトラをモチーフにした、斬新なモンキー125カスタム。角張ったゴリラ風のビッグタンク、タンデム走行を想定したタンデムステップ、モトラを彷彿させる大型の前後キャリアやイエローカラーなど、独創的なカスタム手法に注目だ。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki）
「このスタイルのモンキー125は、ホンダモトラをイメージ（直訳）」
写真はベトナム・ホーチミン市にあるカスタムショップが、フェイスブックに発信した（らしい）モンキー125カスタム。「ホンダ・ノスタルジック・レプリカ」「ゴリラ・タンク」と名付けられたこのカスタムは、モンキー125の横位置の広報写真をベースに、画像ソフトを駆使して作成されたものと思われる。
ベトナムでは、ホンダ・ベトナム（HVN）が、2018年11月に「モンキー125」と「スーパーカブＣ125」を、生産国のタイから輸入発売。価格は8,499万ドン（約3,630アメリカドル、約41万円）。
フェイスブックでは、「このモンキー125は、ホンダモトラをイメージ（直訳）」と謳っている通り、そのスタイルとイエローカラーは、1982年（昭和57年）に発売された、カブ系50ccエンジンを搭載したモトラを彷彿させるもの。
ゴリラ風の角張った大型ガソリンタンクに加え、フロントはヘッドライトを小径化＆ツイン化して上方に位置変更し、大型のフロントキャリアを設置しているのも特徴だ。
このモンキー125の大きなポイントは、ステップ後ろに頑丈そうなステーを装着し、大型のリアキャリアステーにしっかりとリンクさせたタンデムステップを装備しているところ。大柄の成人男性も乗れそうな、強度を重視した設計（あくまでも見た目での予測です）が、大きな見どころだ。
公開された写真には、前後キャリアに大型の収納ケース（前後のサイズも表記済み）を装着した、ロングツーリングに強みを発揮しようなバージョンもあり。詳細は不明だが、モンキー125の大きな可能性を感じさせるカスタムであることには間違いない。引き続き編集部で追跡中だ。
1982年（昭和57年）に発売された、カブ系50ccエンジンを搭載したホンダ モトラ。積載量に優れた、頑丈なパイプフレームの大型キャリアを前後に装備。3速に低速3速をプラスしたサブミッションを装備。荷物を載せて坂道を登る時などにサブミッションを使えば、パワフルな登坂性性 （登坂力約23度）を発揮することも可能。
絶版後は、カスタムベースとしても人気のモトラ。程度の良い車両は、現在でも高値で取り引きされている。
