日本にも間もなく導入される(はず)の日産キックスがひと足先にタイで発表された。注目は、他地域では販売されていない「KICKS e-POWER」のデビューだということ。ノート、セレナに続いて採用された日産の切り札、e-POWERのスペックは? タイでの価格は?

ついに日産キックスe-POWERがデビュー

「POWERED TO THRILL」がタイで発表されたキックスe-POWERのキャッチフレーズ

 日本にも間もなく導入される(はず)の日産キックスがタイで発表された。注目は、他地域では販売されていない「KICKS e-POWER」のデビューだということ。

 北米で販売されているキックスは、1.6ℓ直4DOHC(HR16DE型)を搭載する。スペックは最高出力124ps、最大トルク122Nmだ。

 今回タイでデビューしたキックスの注目点は

・タイ生産のキックスであること

・e-POWERを搭載したこと

・このキックスが日本に入ってくる仕様(細部はもちろん違う部分はあると思うが)であること

・e-POWERを海外で生産するのはタイが初めてであること

 では、キックスe-POWERのスペックを見ていこう。

発電用エンジンは、1.2ℓ直3DOHC(発表資料には書いていないが、ノートe-POWER、セレナe-POWERと同じくHR12DE型だろう)

 駆動用モーターはEM57型交流同期モーターを使う。

 現在、EM57型交流同期モーターを搭載するのは

ノートe-POWER

セレナe-POWER

リーフ

リーフe+

である。



 それぞれの最高出力は次の通りだ。

ノートe-POWER:109ps(80kW)/254Nm

セレナe-POWER:136ps(100kW)/320Nm

リーフ:150ps(110kW)/320Nm

リーフe+:218ps(160kW)/340Nm

 では、新型キックスe-POWERの駆動用モーターEM57型のスペックはというと



キックスe-POWER:129ps(95kW)/260Nm



 と発表されている。最高出力で20ps、最大トルクで6Nmほど高い仕様となった。



 搭載するチリウムイオン・バッテリーの容量は、

ノートe-POWER:1.5kWh

セレナe-POWER:1.8kWh



 に対して

キックスe-POWER:1.57kWh

 と発表されている。

モーターは実績のあるEM57型交流同期モーターを使う

キックスe-POWERのシフトはノートe-POWERやリーフでお馴染みのスタイル
キックスe-POWERには当然、e-PEDALも採用されている


注目は両サイドの人物像。キックスe-POWERのターゲットは、シングル、カップル、そしてヤングファミリーだという

 タイにおける新型キックスe-POWERの価格は(1バーツ=3.34円で換算して)

• 1.2 L S 889,000 baht=296万9260円

• 1.2 L E 949,000 baht=316万9660円

• 1.2 L V 999,000 baht=333万6660円

• 1.2 L VL 1,049,000 baht.=350万3660円

 と発表された。

これがタイで販売されているALMERA

 タイの税制、そもそもの自動車価格の設定が日本とはだいぶ違うから、参考にしにくいが、たとえば、1.0ℓ直3ターボ(100ps/152Nm)を積んだ小型セダンAlmeraが



• S: 499,000 baht=166万6660円

• E: 509,000 baht=170万60円

• EL: 559,000 baht=186万7060円

• V: 599,000 baht=200万660円

• VL: 639,000 baht=213万4260円



 だ。

 リーフが199万バーツ=約664万円、GT-Rが1350万バーツ=約4509万円という価格設定のタイ市場の価格から日本での新型キックスe-POWERの価格を類推するのは難しい。



 いずれにせよ、日本でも間もなく新型キックスe-POWERが見られるはず。

 トヨタ新型ヤリスクロス、日産新型キックスe-POWERの登場で、国内のBセグクロスオーバー市場が活気づくのは間違いない。

 期待して待とう。

情報提供元:MotorFan
記事名:「 ひと足先にタイでデビュー! 日産新型キックス e-POWERはノートe-POWERより20psもパワフルな129ps/260Nmだ!価格はどうだ?