日本自動車連盟(JAF)は、春先から初夏にかけての快適な気候でも車内の温度が上昇し熱中症を招く恐れがあることから、車を長時間駐車した際の車内温度と暑さ指数計測し、その結果をホームページに公開した。
テスト1:車体が大きいほうが、 車内温度は上がりにくい?
テスト車両には大型SUVと軽ワゴンを使用しテストを行った。車両を南向きに配置し、どちらも車内温度に加え、ダッシュボード、ハンドル上部の温度を計測しました。ダッシュボードにはスマートフォンとタブレットを置いて時間経過とともに作動状況も検証した。
・外気温:23.3℃~24.4℃
・外湿度:11~19%
▶︎ 結果:大型SUVの車内温度の方が高い
テスト開始1時間後には大型SUVの車内温度が43.5℃になり、軽ワゴンより6℃高くなった。その後も車内の温度は上昇した。
赤外線サーモグラフィを見ると、SUVのダッシュボードの方がより赤く高温になっていることが分かる。テスト開始1時間後のダッシュボードの温度はSUVが57.3℃、軽ワゴンが41.0℃となった。
テスト2:湿度が高いほど熱中症になりやすい?
春先から初夏の気候でも、車内の温度は高温になる。また、湿度が高いと熱中症の危険性が高まるので、小さい子どもやペットを車内に残すことは「危険」。少しの時間だからといって、車内に小さい子どもを残すことは止めよう。
テスト結果:JAFユーザーテスト[資料編] https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/heatstroke テスト結果:JAFユーザーテスト[動画編] http://movie.jaf.or.jp/details/240.html