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〈三菱アウトランダーPHEV〉自車発電可能なEVにHVを組み合わせた無類の存在【ひと目でわかる最新SUVの魅力】


・月間登録台数466台 (19年5月〜19年10月平均値)


・現行型発表 12年12月( 一部改良 19年9月)


・JC08モード燃費 18.6㎞/ℓ




REPORT●山本 晋也(YAMAMOTO Shinya)


PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)


MODEL●大須賀 あみ(OSUGA Ami)




※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。

エントリーグレードは16インチタイヤだが、他のグレードに18インチタイヤを標準装備。撮影グレード「S Edition」のアルミホイールのみ高輝度ダークシルバーの専用色となっている。同グレードには電動ガラスサンルーフも標準装備。

■主要諸元 S Edition


全長×全幅×全高(㎜) 4695×1800×1710


室内長×室内幅×室内高(㎜) 1900×1495×1170


ホイールベース(㎜) 2670


トレッド(㎜) 前/後 1540/1540


最低地上高(㎜) 190


車両重量(㎏) 1930


エンジン種類 直列4気筒DOHC+モーター


総排気量(㏄) 2359


エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm) 94[128]/4500


エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 199[20.3]/4500


モーター最高出力(kW[㎰]) 前:60[82] 後:70[95]


モーター最大トルク(Nm[㎏m]) 前:137[14.0] 後:195[19.9]


燃料タンク容量(ℓ) 45(レギュラー)


トランスミッション形式 ―


駆動方式 4WD


タイヤ・サイズ 225/55R18


最小回転半径(m) 5.3


JC08モード燃費(㎞/ℓ) 18.6


車両本体価格 529万4300円

先進安全装置

衝突被害軽減ブレーキは単眼カメラと赤外線センサー、ACCにはミリ波レーダーと適材適所でセンサーを使い分けている。上位グレードにはレーンチェンジアシストや後退時車両検知警報システムが標準装備される。

撮影車両データ

ボディカラー:ホワイトパール/ブラックマイカ


オプション装備:ルーフレール(3万3000円)/電気温水式ヒーター(11万円)/フロアマット(3万932円)/トノカバー(2万2000円)/ラゲッジマット(1万1000円)/ETC車載器(2万8094円)/ドライブレコーダー(4万6882円)/特別塗装色(8万8000円)

ボディカラー

※1は8万8000円高。 ※2は13万2000円高。 ※3は3万3000円高。 ※4は7万7000円高。 ※5は5万5000円高。 ☆は「S Edition」専用色。 ★は「G Limited Edition」と「S Edition」を除く。 △は「S Edition」を除く。 ▲は「G Limited Edition」を除く。

居住性



スタイリングの印象とは異なり、特にフロントのステップが高めに感じる。シートのホールド性は高いが、逆に乗降時に座面のサイドサポートが気になることも乗降性には若干のネガだ。後席はリクライニング可能で、視点も高く、かなり快適な空間だ。

ステアリングはチルト&テレスコピックの調整が可能。エンジンフードの形状も適切でノーズ位置は把握しやすい。インパネは機能追加の経緯からスイッチの配置がバラバラになっている部分もあるが、全体としてはわかりやすい。

うれしい装備

テールゲートを開けると1910㎜と高めだが、電動で開閉できるため気にならない。リモコンボタンのダブルクリックでも開くことができる。

センターコンソールの背面には、後席用のエアコン吹き出し口、USB電源、AC100Vコンセントが用意され、後席乗員の利便性を上げている。

SUVらしい悪路走破性はトグル型のスイッチで3モードに切り替えが可能。後輪の駆動感を増すSPORTモードは専用スイッチが用意されている。

ラゲッジルーム

〈通常時〉奥行き:975㎜
〈後席格納時〉高さ:790㎜ 奥行き:1890㎜ 幅:1010㎜


プラグインハイブリッドというエクスキューズを抜きにしても十分に広さを感じさせる。最大幅部分は1340㎜あり、通常時でもゴルフバッグ4つが積載可能だ。6対4分割となっている後席の格納は座面を持ち上げてから背もたれを前倒しするタイプ。向かって右側にあるAC100Vコンセントは全グレードに標準装備されている。





バイヤーズガイド

S Edition

グレードは5種類あるが、性能的にはほぼ同じ。違いは「G Limited Edition」のみ、タイヤの扁平率が55から70になり、マルチアラウンドモニターや電動テールゲートが付かない程度。コスパは「GPlus Package」がベスト。

パワートレーンにグレード間の差はなく、「S Edition」はビルシュタイン製ダンパーなどハンドリング面において差別化する。ラグビーワールドカップに合わせた特別仕様車「オールブラックスエディション」が限定100台で登場したのもニュースだ。

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