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ボルボXC60とBMW X3、メルセデス・ベンツGLCを徹底比較!〈インパネ/シート/ラゲッジスペース/スペックetc……〉 |SUVレビュー


ドイツ勢が主役を張るプレミアムSUVセグメント。そこへ殴り込みをかけたスウェーデンの雄、ボルボXC60は、独自のポジションを確立し、高い人気を集めている。ここではそんな実力派のXC60をX3やGLCといった強力なライバルと同じ俎上に載せ、ユーティリティやスペックを写真と数値で横比較してみたい。




TEXT●古川 裕(FURUKAWA Yutaka)


PHOTO●宮門秀行(MIYAKADO Hideyuki)




※本稿は2017年10月発売の「ボルボXC60のすべて」に掲載された記事を転載したものです。車両の仕様が現在とは異なっている場合がありますのでご了承ください。

VOLVO XC60



■XC60 T5 AWD Inscription


全長(㎜):4690


全幅(㎜):1900


全高(㎜):1660


ホイールベース(㎜):2865


トレッド(㎜) Ⓕ&Ⓡ:1655


車両重量(㎏):1850


エンジン型式:直列4気筒DOHCターボ


総排気量(㏄):1968


最高出力(kW[㎰]/rpm):187[254]/5500


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):350[35.7]/1500-4800


燃料タンク容量(ℓ):60


トランスミッション形式:8速AT


駆動方式:AWD


サスペンション:Ⓕダブルウイッシュボーン Ⓡマルチリンク


ブレーキ:Ⓕ&Ⓡディスク


最小回転半径(m):5.7


JC08モード燃費(㎞/ℓ):12.6


タイヤサイズ:235/55R19


車両本体価格(万円):679
グレードによって18〜21インチのタイヤ&アルミホイールを標準装備。撮影車のホイールは、10本スポークの19インチ。

ガソリンエンジン車である「T5」の最高出力は254㎰。同じ排気量ながら2種類の過給機を搭載する「T6」の最高出力は320㎰で、両者の差は大きい。

新しさのなかにもぬくもりを感じさせるインテリアデザインは、新世代ボルボの真骨頂。ナビやエアコンなど、多くの操作は中央のディスプレイで行うことができるため、物理的なスイッチ類は非常に少ない。また、メーターはフル液晶化されており、中央にはナビ設定時の案内も表示され、視認性に優れる出来栄えを誇る。



「Inscription」に標準装備される本革シート(前席)には、ベンチレーション機能やマッサージが装備されるなど至れり尽くせり。なお、操作の一部はセンターディスプレイで行う。前後ともにふっかりと乗員を受け止める座り心地だ。



スクエアなラゲッジスペースは、6:4分割可倒式の後席を格納することによって、広さを調整可能。格納作業はラゲッジルーム内のスイッチひとつで完了するのも便利だ。また、エアサス搭載車は荷物の出し入れがしやすいように車高の調整もできる。

Mercedes-Benz GLC



■GLC 220d 4MATIC Sports(本革仕様)


全長(㎜):4670


全幅(㎜):1890


全高(㎜):1645


ホイールベース(㎜):2875


トレッド(㎜):Ⓕ1620 Ⓡ1615


車両重量(㎏):1970


エンジン型式:直列4気筒DOHCディーゼルターボ


総排気量(㏄):2142


最高出力(kW[㎰]/rpm):125[170]/3000-4200


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):400[40.8]/1400-2800


燃料タンク容量(ℓ):66


トランスミッション形式:9速AT


駆動方式:AWD


サスペンション:Ⓕ4リンク Ⓡマルチリンク


ブレーキ:Ⓕ&Ⓡベンチレーテッドディスク


最小回転半径(m):5.7


JC08モード燃費(㎞/ℓ):16.2


タイヤサイズ:235/55R19


車両本体価格(万円):750
軽快なフットワークをアピールするようなデザインの19インチホイールを履く。ハイブリッドの「350e」は20インチとなる。

撮影車両は2.2ℓディーゼルエンジンを搭載する「220d」。ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッドを用意するのは、XC60と同じ。

インパネの印象はCクラスとほとんど同じで、SUVであることを感じさせない。特徴はなんといってもセンター上部に設置されたタブレットのような大画面ディスプレイで、走行モードの切り替えも表示される。その下に連なるセンタークラスターは全面ピアノブラックで、上質さとスポーティさを合わせ持つ。



肌触りのいい本革を使用したシートは、ラグジュアリーでありながらドイツ車らしいしっかり感も持つ。クーペの場合はもちろん頭上空間が犠牲になってしまうが、通常モデルの後席スペースは充分。シートカラーはブラックのみとなる。



後席使用時で550ℓのスペースを誇るラゲッジルームには床下収納も用意され、使い勝手抜群。後席は4:2:4分割可倒式で、積載する荷物に応じて様々なアレンジが可能だ。もちろん、ラゲッジスペース側から後席を格納することができる。

BMW X3



■X3 xDrive20d M Sport


全長(㎜):4655


全幅(㎜):1900


全高(㎜):1675


ホイールベース(㎜):2810


トレッド(㎜):Ⓕ1615 Ⓡ1630


車両重量(㎏):1840


エンジン型式:直列4気筒DOHCディーゼルターボ


総排気量(㏄):1995


最高出力(kW[㎰]/rpm):135[184]/4000


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):380[38.7]/1750-2750


燃料タンク容量(ℓ):67


トランスミッション形式:8速AT


駆動方式:AWD


サスペンション:Ⓕストラット Ⓡ5リンク


ブレーキ:Ⓕ&Ⓡベンチレーテッドディスク


最小回転半径(m):5.7


JC08モード燃費(㎞/ℓ):18.6


タイヤサイズ:245/50R18


車両本体価格(万円):697
撮影車両に装着されるのは18インチだが、17〜19インチのランフラットタイヤ&ホイールを設定。「M Sport」専用デザインのホイールだ。

2.0ℓディーゼルエンジンを搭載する「20d」以外に、出力違いの2.0ℓガソリンエンジンを積む「20i」と「28i」、そして珠玉の3.0ℓ直6エンジンを味わえる「35i」を用意。

モデル末期(すでに本国では新型が発表済み)ということもあり、今回の3車種のなかでは最もオーソドックスなデザイン。とはいえ、BMWらしい水平基調のインパネには理路整然と各種スイッチ類が収められており、誰もが使いやすいと感じるはず。視認性にこだわったメーターにも、BMW流の哲学が込められている。



ホールド感やかっちりとした座り心地などが、スポーティなBMWらしさを感じさせてくれる。後席のスペースは膝まわり、頭上ともに充分なもの。アイボリーホワイトのシート&インテリアを選べば、室内はぐっと華やかな印象が強まる。



ライバルであるメルセデス・ベンツGLCと同じ550ℓの容量を誇るラゲッジルームは、スクエアでとても使いやすい。後席は4:2:4分割可倒式で、中央部分だけ格納すればスキー板などの長尺物+4名乗車という使い方も可能だ。

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