ホンダブースに展示された「ホンダ CB1000R カスタマイズコンセプト」。ダンディで大人の雰囲気が漂うネイキッドスポーツモデル「CB1000R」をベースに、特注のモリワキ製マフラーやデイトナ製ハンドル等でダーク&ワイルドなイメージにカスタマイズ。カスタムベースとしての可能性を強く感じさせる、とってもカッコいい1台だ。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
こちらはノーマルの「ホンダ CB1000R」。このマシンが……
カラーやマフラーをチェンジしてイメージ一新!「ホンダ CB1000R カスタマイズコンセプト」
「CB1000R」は、CBR1000RRのエンジンを搭載した本格派ネイキッドスポーツモデル。写真は「CB1000R」をベースに、カスタムパーツを盛り込んだ「CB1000R カスタマイズコンセプト」。このCB1000R カスタマイズコンセプトをプロデュースしたホンダによってノーマルのCB1000Rが持つ魅力はもちろん、“カスタム素材としての可能性”を教えてくれる、極めてレベルの高い1台に仕上がっている。
コンセプトの一つは、『誰でも出来るカスタム』に主眼を置いていること。そのため、ホンダが作ったワンオフパーツではなく、アフターパーツメーカーが作ったパーツでチューニングされているのが大きな特徴だ。
ノーマルはメーターバイザーやラジエターシュラウドなど、要所にヘアライン仕上げのアルミパーツを採用。一方、「CB1000R カスタマイズコンセプト」は、これらをブラックにアレンジ。
シルバーカラーの各ノーマルパーツは、ブラックにカラー変更されているが、シルバーからブラックへの変更方法は、高級感の高いピカピカのアルマイト処理ではなく、シックなイメージに仕上がる半ツヤのセラコート塗装を採用。全体のバランスを考慮し、各パーツのブラックカラーにもトコトンこだわっている。
ノーマルよりもローポジションに設定されたブラックアルマイト仕上げのハンドルは、デイトナ製のワンオフ。これにアルミ削り出しのバーエンドミラー、アクティブ製フロントブレーキレバー、ゲイルスピード製クラッチホルダー、海外モデル用メーターバイザー(純正オプション/国内未販売)などを組み合わせ、フロント周りのイメージを大幅にチェンジ。
マフラーはモリワキ製のツインサイレンサー型ショート管(ワンオフ)をチョイス。表面は、ボディカラーや全体の雰囲気に合わせ、ツヤ消しの耐熱塗装仕上げを採用している。
リヤ周りはモリワキ製のフェンダーレスキットを使い、軽快なイメージを演出。その他、モリワキ製バックステップ・クランクケースガード・オイルフィラーキャップ、ハイパープロ製リヤサスペンション、プロト製ブレーキホース、ブラウンカラーのスウェード調シート(張り替え)などもコーディネイト済みだ。
実際にまたがってみたことろ、ローポジションのハンドルやバックステップの効果によって、ノーマルよりも攻撃的でスポーティーなポジションにチェンジ。「CB1000R カスタマイズコンセプト」に装着された特注パーツは、反響次第で市販化の可能性もあり。お楽しみに!