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全体的にコンパクトなラングラーが有利だが、ディフェンダーはエアサスを駆使すればそれを凌ぐ場合も


9月10日より開催されているフランクフルトモーターショーで新型が世界初公開された、ランドローバーの本格オフローダー「ディフェンダー」。2017年末のロサンゼルスオートショーで世界初公開され、日本でも2018年11月より販売開始されている、ジープ最強の悪路走破性を備えた「ラングラー」。両者にはともにボディタイプがショートとロングの2種類、ディフェンダーは「90」と「110」、ラングラーは「2ドア」と「4ドア」(「アンリミテッド」)が用意されている。それらのボディサイズ、最低地上高、3アングルなどを比較してみよう。




REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)


PHOTO●ジャガー・ランドローバー、FCA

 まずは、最も悪路走破性が高い、ショートボディ同士で比較する。なお、ディフェンダー90は欧州仕様のエアサスペンション装着車、ラングラー2ドアは北米仕様のオフロード向けグレード「ルビコン」の数値だ。





 すべてにおいてラングラーの方がコンパクトで、取り回しに優れていることがうかがえる。逆に言えばディフェンダーは全幅がミラー格納時で2mを超え(ミラー展開時の全幅は2105mm)、全高もルーフアンテナ装着時の数値とはいえ2mに限りなく近いため、外出先で安全な駐車スペースを確保するのは相応に苦労するものと思われる。





 標準車高同士で比較すると、全長の短いラングラーがデパーチャーアングル以外で圧勝している。ただしディフェンダー90のエアサスペンションは標準車高より最大で50mmダウン、あるいは75+70mmアップが可能となっており、最も高い状態では最低地上高:291mm、アプローチアングル:38.0°、ブレイクオーバーアングル:31.0°、デパーチャーアングル:40.0°と、アプローチアングル以外の項目でラングラーを凌ぐようになる。

ジープ・ラングラー2ドアルビコン

ランドローバー・ディフェンダー110

 では、多くのユーザーが選ぶであろう、ロングボディはどうか。なお、ディフェンダー110は欧州仕様のエアサスペンション装着車、ラングラー4ドア(アンリミテッド)は北米仕様の上級グレード「サハラ」の数値だ。





 ロングボディもやはりラングラーの方が小さく、取り回しの面では有利。ただし両車とも最小回転半径が6mを超えるため、道幅の狭い生活道路の交差点や駐車場では、何度も切り返して曲がる必要に迫られる可能性が高い。





 標準車高同士で比較すると、意外にもディフェンダー110がブレイクオーバーアングルとデパーチャーアングルでラングラー4ドアを上回る結果に。さらに、ディフェンダー110のエアサスペンションを標準車高より145mmアップすると、最低地上高:291mm、アプローチアングル:38.0°、ブレイクオーバーアングル:28.0°、デパーチャーアングル:40.0°と、やはりアプローチアングル以外の項目でラングラーを凌ぐようになる。

ジープ・ラングラー4ドア(アンリミテッド)サハラ

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