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レーシングウェアは値段で何が違うのか? 機能や重量、生地の厚さを比較してみる


レースでも使用できるFIA公認のレーシングウェアといえば、ちょっと前までは10万円以上するのが当然だった。それが、いまや5〜6万円からチョイス可能に。その一方で、プロが使用する高価格モデルでは、新素材の採用など機能性の向上が著しい。ここでは、その両方を代表するモデルを比べてみる。



まずはエントリーモデルをチェック

STRATOS SUIT(6万6900円/税別) 写真のカラーはロイヤルブルー ホワイト レッド

 アルパインスターズの2019年新作モデルである「ストラトススーツ」は、エントリーモデルとしての位置付けだ。




 6万円台ながらもFIA公認モデルであるため、レース参戦者から走行会ドライバーまで幅広く使える。





 生地の素材はアラミド繊維で、2レイヤー構造。過去の低価格モデルというと、「生地が厚い、重い、ストレッチ部が少なく動きにくい」といった印象があったが、最近のレーシングスーツは進化している。このストラトススーツは軽量化が進んでいるのはもちろん、フィット性、伸縮性など十分に配慮されている。



肩の付け根はニット生地。ウエスト後部にもストレッチパネルでフィット感、伸縮性を向上させている。


カラーバリーエーションは4色。写真はブラック
ブラック ホワイト レッド


ロイヤルブルー ホワイト レッド
シルバー ブルー


お次は最高峰のモデルをチェック

HYPERTECH SUIT (24万4000円 税別)

 ドライバーが身につけるレーシングウェアも、極限まで軽量化が進められている。このアルパインスターズのトップモデルである「ハイパーテックスーツ」は、歴代モデルのなかでも最も軽さを追求したもの。


 生地は軽量ノーメックスで、2レイヤーながらも極限まで薄く、1着0.7kgでしかない(サイズ48)。ファスナーも軽量タイプで、ロゴマークは刺繍から軽量なプリントとなる。袖口のニット素材も薄い素材だ。


 また、フィット性もゆったりとしたリラックスフィットではなく、ピッタリサイズのアスリートフィットに仕上げてある。

 黒い部分がストレッチ部。腕の付け根を含めて、高価格スーツは、ストレッチ可動部が多くなっているのが特徴だ。


 最上級の安全性を確保する難燃素材を採用しながらも、軽量性、柔軟・伸縮性、通気性などあらゆる機能を高めて、ドライバーのストレスを最小限にしている。

ハイパーテック スーツは3色の設定。写真はブラック レッド
ホワイト レッド


アスファルト オレンジ


重量、細部比較してみると

 左がハイパーテック、右がストラトス。同じサイズでも生地の厚みがこれだけ違う。どちらも2レイヤー構造だが、ハイパーテックは軽量ノーメックス素材。ストラトスはアラミド繊維だ。

そして重量を測ってみる。ハイパーテックは前述のように一着わずか0.7kg(サイズ48)だった。ストラトススーツも決して重くはないのだが、同サイズで1.22kg。ハイパーテックがいかに軽量なのかわかる。


ショルダー部のロゴマークも、ハイパーテック(左)は刺繍ではなくマーキングにして軽量化

ハイパーテックでは、手首と足首の部分のニット素材は薄い素材となる

 

ファスナーもハイパーテックスーツ(左)はYKKの軽量タイプ。引き手の素材も軽いタイプに交換されている

 以上のように、エントリーモデルとトップモデルを比較したが、その大きな差は重量と快適性への配慮だった。とはいえ、それぞれの価格帯で使用する生地の進化も著しく、魅力的なポイントも織り込まれており、予算に合せてどちらを選んでも、きっと満足できるはずだ。最後に、安全性に差はないことを付け加えておこう。

SPK株式会社 カスタマイズドパーツ部 http://www.spk-cuspa.jp/alpinestars/
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