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短命に終わった懐かしのスズキ・エンブレム


とあるコインパーキングに駐車していた一台のクルマ。なんだろうと思い近づいてみると、見慣れぬ、というか、ひょっとしたら初めて見たかもといっていいほどのエンブレムに遭遇。スズキが一時期、小型車に採用した“Sマーク”だった。

2000年11月に登場したワゴンRソリオで初採用

新エンブレムについてスズキは、「楕円基調のデザインにすることで、見る角度によって変化する光の反射が、エンブレムに豊かな表情を醸し出す」と記している。

 コンパクトサイズの5人乗りワゴン「ワゴンR +(プラス)」の一部改良にともない、名称も新たにし2000年11月29日に発表された「ワゴンRソリオ」。




「運転しやすく取りまわしのよいサイズと、ゆとりのある室内空間を両立した」コンパクトワゴンとしてデビュー。エンジンは、従来の1000ccエンジンに加え、M13A型1300ccオールアルミDOHCエンジンを追加。ともにVVT機構を採用している。




 ところで、当時のプレスリリースには、車両の特徴だけでなく、新エンブレムのアナウンスもなされていた。




 スズキは、「小型車としての上級感、上質感を大切にした、新しいスズキを表現するデザイン」として、新デザインのスズキエンブレム=通称“Sマーク”を採用することを発表。今後の国内登録車用エンブレムとして順次採用されることとなった。

ワゴンRソリオで初採用された“Sマーク”は約2年

写真は02年11月18日に発表された「グランドエスクード」。その後、グランドエスクードは、03年6月にマイナーチェンジし、05年5月のエスクードのフルモデルチェンジを機ににモデル廃止となる。

 その後の、スズキから発表された小型車の“Sマーク”を追っていくと、02年11月18日に発表された「グランドエスクード」「エスクード」の一部改良時が最後の模様。




 グランドエスクードにおいては、約半年後の03年6月18日に発表された一部改良時には、軽自動車のエンブレムをベースにデザインし直したようなものになっている。先立って、同年6月12日に発表された「スイフトスポーツ」についても同様。




 と、年代を追っていくと、ワゴンRソリオで初採用された“Sマーク”は、00年11月から02年11月までの約2年間しか使用されていないとなる。





【旧デザイン】スイフト<00年1月24日発表>

【新デザイン】ワゴンRソリオ<00年11月29日発表>

【新デザイン】エリオ<01年1月23日発表>

【新デザイン】エブリイ ランディ<01年5月24日発表>

【軽自動車】MRワゴン<01年11月16日発表>

【軽自動車】Kei「ワークス」<02年11月12日発表>

【新デザイン不採用】スイフトスポーツ<03年6月12日発表>

【新デザイン不採用】グランドエスクード<03年6月18日発表>

【現行】ワゴンR<03年9月30日発表>

【現行】スイフト<04年11月1日発表>

【現行】エスクード<05年5月16日>

03年6月ごろがデザイン変更の過渡期の模様

 年代順に”Sマーク”を追っていくと、ともに03年6月に発表された「スイフト」と「グランドエスクード」では、ワゴンRソリオで採用された新エンブレムを採用していない。




 軽自動車のエンブレムと似ているような気もしたが、見比べてみると、軽自動車のエンブレムをベースにデザインし直したようなものになっている。




 以降の小型車では、03年11月7日に「エリオ」と「エリオセダン」が一部改良しているが、その際のエンブレムは現行のもの。もっとも、その前の03年9月30日に発表された「ワゴンR」は現行のエンブレムを使用している。




 03年9月30日に発表された「ワゴンR」の直近、同年9月12日にお買い得機種を設定した「Kei」は軽自動車の旧エンブレムだった。


 

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