新聞各紙やネットで報道されている、第2阪奈道路での280km/h暴走事件。「YouTube」にアップされた動画を大阪府警が解析し、この11/5に道路交通法違反(スピード違反)で書類送検したということだが、現行犯ではなく、動画から走行速度を割り出し、それを証拠として違反者を検挙できるなら、当然、その逆もありってことでは?

 新型可搬式オービスの増殖や、レーザー式固定オービスの登場など、日に日にスピード違反の取り締まりが厳しくなっている昨今、検挙機会が増えれば増えるほど、以前からつきものの、速度誤測定によるえん罪疑惑も、今後、増加する可能性が高い。



 事実、あまり表沙汰にはなっていないが、特にレーダー式の取り締まりに関しては、検挙を不服とする裁判があちらこちらで起こっている。それが三菱電機がHシステム(レーダー式)の製造&販売から撤退した要因とも言われているし、過去にもネズミ捕りで覚えのない速度超過で取り締まりを受けたものの、タコメーターに記録されたデータにより無罪を勝ち得た裁判例もある。もちろん、話題のレーザー式だって、依然としてその測定精度が公に証明されていない以上、その取り締まりの正当性に疑念を抱かざるを得ない。



 とはいえ、自車の速度を証明することはなかなか難しく、ほとんどの裁判で、測定器メーカーによる証言を鵜呑みにした判決により、ドライバーが敗訴しているというのが現状だ。



 そこで、ドライブレコーダーの出番だ。今回の事件は、問題映像を見る限り、「YouTube」にアップされたスマホで撮った映像を警察が解析し、速度を割り出したようだが、もちろん、ドラレコで撮影した動画でも、同様に速度を特定することができることは言うまでもない。身に覚えのない取り締まりを受けた時に、ドラレコの映像がものを言うというわけだ。



 ドラレコは、どちらかというと事故や盗難に備えて装着している人が多いと思うが、以前、紹介した「あおり運転」対策にも有効だし、信号無視や一時不停止など、警察の言い分との食い違いにも対抗できる。さらに、速度まで証明できるとなれば、こいつはもう活用するっきゃない。



 ただし、ドラレコはほとんどの場合、取り付けっぱなしというケースが多いはず。最近の価格競争の影響か、市販品中には粗悪品もある。定期的に、動作の具合を確かめておいたほうがいい。いざという時に「録画できていませんでした」では泣くに泣けないからだ。



 以下の注意点に留意して、安心ドライブを楽しんで欲しい。

☆ドラレコ使用上の注意点

1. 粗悪品はもとより、取り付けの不具合などで、撮影はしていてもメディアに録画されていなかったりというケースがままある。定期的に記録メディアをパソコンにつないで、ちゃんと録画できているかを確認したい



2. SDカードなどの記録メディアは、車内の過酷な環境により、劣化する可能性があるので、1年に1度゙くらいは新品に取り替えることが望ましい。



3. 電力の周波数の違いにより、西日本と中部地方の一部では、LED信号の点滅回数とドラレコのフレームレート(1秒間に撮影する枚数)が同期した場合、信号の灯火が写らないことがことがある。最近はフレームレートを変えるなど、これに対策した機種が出回っているので、購入時にしっかり確認しよう。
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情報提供元:MotorFan
記事名:「 280km/hのスピード違反における警察の捜査方法に学ぶ、ドライブレコーダーのこんな活用法!【交通取締情報】