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トヨタ・エスティマとホンダ・オデッセイ。ラゲッジスペースを比べてみる。使い勝手は? 容量は? 後席は?


ミニバンの魅力で真っ先に挙げられるのが、室内空間の広さがもたらす利便性だ。しかし、実用性以外にも広い室内は乗員の快適性にも効いている。政治家や芸能人の移動手段として「アルファード」と「ヴェルファイア」が人気だが、価格は高め。そこで注目したいのが「トヨタ・エスティマ」と「ホンダ・オデッセイ」だ。実用性の高さと快適性に加えて、価格もリーズナブルと、総合力の高さが光る。

オデッセイ ハイブリッド・EXパッケージ

 「トヨタ・エスティマ」が誕生したのは1990年。エンジンを横に75度寝かせることでフロアを平らにし、室内空間の拡大に成功した。現行型は2006年に登場した3代目であるが、16年にエクステリアデザインをはじめ大幅な改良が施された。7人乗りと8人乗りが用意されており、7人乗りの2列目はセパレートタイプが採用されており、一部グレードにはオットマンも備わる。パワートレーンは2.4L直4のほか、2.4L+モーターのハイブリッドを用意。安全装備はレーザーレーダーと単眼カメラで先行車や車線を認識するToyota Safety Senseが全車に標準装備される。




 「ホンダ・オデッセイ」は1994年に初代が登場。1999年の2代目や、2003年の3代目、そして2008年の4代目までは低く構えたスポーティな佇まいが特徴だったが、13年に登場した5代目で一変。超低床プラットフォームの大幅刷新をはじめ、全高を高めたことで、ミニバンの王道スタイルへの路線変更が図られた。なお17年11月のマイナーチェンジでは2列目プレミアムクレードルシートのヘッドレストを大型化するとともに、足元に収納を設け、快適性と利便性の向上が図られた。パワートレーンは2.4L直4と2.0L+モーターのハイブリッドを展開。安全装備はHondaSENSINGを全車に搭載。先行するクルマだけでなく、対向車や歩行者も検知する。




 まずは、全体のサイズ比較から。

エスティマ アエラス プレミアム-G(ハイブリッド) 全長×全幅×全高:4820×1810×1760mm ホイールベース:2950mm ミラーtoミラー:2120mm

独特のワンモーションフォルムが特徴。サイズ感は同門のアルファード/ヴェルファイアより少し小さいが、最小回転半径は5.7m及び5.9mと、あまり小回りが利く方ではない。

エスティマ アエラス プレミアム-G(ハイブリッド)


全長×全幅×全高:4820×1810×1760mm


ホイールベース:2950mm


車重:1990kg


エンジン:直列4気筒DOHC


最高出力:150ps(110kW)/6000rpm


最大トルク:190Nm(19.4kgm)/4000rpm


トランスミッション:電気式無段階変速


駆動方式:4WD


最小回転半径:5.7m


JC08モード燃費:18.0km/ℓ


車両本体価格:492万8727円

オデッセイ ハイブリッド・EXパッケージ 全長×全幅×全高:4830×1820×1695mm ホイールベース:2900mm ミラーtoミラー:2150mm

全高はエスティマに比べて少し低いが、徹底した低床設計を採用しているため、室内の天地高は十分に広く確保されている。最小回転半径は5.4mで、小回り性はエスティマに勝る。

オデッセイ ハイブリッド・EXパッケージ


全長×全幅×全高:4830×1820×1695mm


ホイールベース:2900mm


車重:1860kg


エンジン:直列4気筒DOHC


最高出力:145ps(107kW)/6200rpm


最大トルク:175Nm(17.8kgm)/4000rpm


トランスミッション:ー


駆動方式:FF


最小回転半径:5.4m


JC08モード燃費:25.4km/ℓ


車両本体価格:399万円

ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。

エスティマ アエラス プレミアム-G(ハイブリッド) 室内長×室内幅×室内高:3010×1580×1255mm

大型モニターと一体化されたセンターパネルや、マルチディスプレイ付きメーターなどを新たに採用して洗練度をアップ。左右独立温度調整式エアコンは全車に標準装備される。全車6スピーカーでオーディオレスが標準仕様だが、ナビ・オーディオは豊富な販売店オプションを用意。

2列目(シート高810mm):7人乗り仕様にはアレンジ性に長けたリラックスキャプテンシートを採用。通常のシート位置でも最大410mmのニースペースを確保可能で、頭上もかなり広い。
1列目(シート高730〜780mm):「アエラス プレミアム-G」のシート表皮には滑らかな手触りのブランノーブを採用。全車に座面のチルト調整も可能な運転席8ウェイシートが標準装備される。


3列目:大人でも常用に適う空間が確保された3列目。2列目シートを人が乗車できる範囲で最前までスライドさせると、3列目には約200mmのニースペースを生み出せる。
2列目のアレンジ:7人乗り仕様は、3列目を格納した状態で2列目シートを後方へ超ロングスライドさせることが可能。この時のニースペースは800mmと広く、アームレストやオットマンも完備されるため快適。


オデッセイ ハイブリッド・EXパッケージ 室内長×室内幅×室内高:2935×1625×1305mm

インパネをアッパーとロワの二段レイアウトにデザインするのはホンダの得意技。エスティマ同様、センターパネルには静電タッチ式パネルが採用されており、フルオートエアコンが標準装備される。一部グレードには純正インターナビが標準装備されるところも強みだ。

2列目(シート高710mm):オデッセイは大半のグレードに7人乗りと8人乗りを設定。低床設計により2列目の頭上スペースは約190mmと広く、ステップが低いため乗り降りが楽というのも特徴。
1列目(シート高640〜690mm):「アブソルート」ではないグレードの場合、写真のファブリックシートを採用。一部を除いて前後ハイトを個別調整できる運転席8ウェイパワーシートを標準装備する。


3列目:2列目のシート位置に応じてニースペースは120mmから290mmの間で調整可能。頭上空間も約50mmと必要十分だが、シート自体の掛け心地は平板な印象を受ける。
2列目のアレンジ:7人乗り仕様の2列目に採用されるプレミアムクレードルシートはエスティマと同様に超ロングスライド機構を装置。オットマンやアームレストのほか、背もたれの中折れ機構も備わる。


エスティマ アエラス プレミアム-G(ハイブリッド)

通常時:通常奥行き500mm

3列目格納時;奥行き1230mm 最小幅1050mm

最大時:最大奥行き1680mm 高さ960mm

「アエラス プレミアム-G」は6対4分割可倒式の3列目シートに電動格納機能を標準装備。背もたれ裏側にはシート格納時にカーペットの役割を果たすトリムが備えられている。2列目を最前までスライドさせた時の最大奥行きは8人乗り仕様の方が広い。

オデッセイ ハイブリッド・EXパッケージ

通常時:通常奥行き580mm

3列目格納時:奥行き1320mm 最小幅800m

最大時:最大奥行き1480mm 高さ1030mm

3列目シートは中央部分の背もたれも独立して倒せる3分割機構を採用。シート全体をくるりと反転させて床下に格納する仕組みも採用されている。各部の荷室寸法はおおむねエスティマと近く、床の低さとそれに起因する天地高の高さが特徴と言える。
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