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いよいよ登場したSUBARU XVのe-BOXER。燃費はどうかフォレスターを例に考えてみる。コンベ版から20%向上。


スバル独自のマイルドハイブリッド技術であるe-BOXER。リニアトロニックCVTの後端に10kW(13.6ps)/65Nmのモーターを搭載している。マイルドハイブリッドと言っても、フォレスターでは、目的は「燃費よりも走り」に振っていた。さて、XVではどうだろうか?

 e-BOXERが最初に搭載されたのが、先代XVだった(名称はe-BOXERではなかったが)。2モデル目がSGPに切り替わったフォレスターだった。今回、XVにもe-BOXER搭載モデルが設定された。

スバル、XVにもe-BOXERを搭載。価格は2.0ℓコンベの約13万円高。「SUBARU XV」改良モデルを発表

 さて、XVのe-BOXERはどんな味付けになっているだろうか? データから分析してみよう。

スバル・フォレスターAdvance(e-BOXER搭載グレード)

フォレスター


2.5ℓ Premium(車重:1530kg)


エンジン:2.5ℓ水平対向4気筒DOHC直噴エンジン(FB25) 184ps(136kW)/239Nm


JC08 14.6km/ℓ


WLTC燃費 13.2km/ℓ


 WLTC市街地モード 9.6km/ℓ


 WLTC郊外モード 14.6km/ℓ


 WLTC高速道路モード 16.4km/ℓ


リニアトロニックCVT(3.600〜0.512)


最終減速比:3.700

フォレスター


Advance(車重:1640kg)


エンジン:2.0ℓ水平対向4気筒DOHC直噴(FB20) 145ps(107kW)/188Nm


モーター :13.6ps(10kW)/65Nm


電池容量:4.8Ah


JC08 18.6km/ℓ


WLTC燃費 14.0km/ℓ


 WLTC市街地モード 11.2km/ℓ


 WLTC郊外モード 14.2km/ℓ


 WLTC高速道路モード 16.0km/ℓ


リニアトロニックCVT(3.600~0.512)


最終減速比:3.900

 フォレスターの2.5ℓエンジン搭載のコンベのモデル、Premiumの車重は1530kg。一方のe-BOXER搭載のAdvanceの車重は1640kgでその差は110kg。


エンジンは、コンベ版が2.5ℓFB25(184ps/239Nm)、Advanceが2.0ℓFB20(145ps/188Nm)。


リニアトロニックの変速比は、どちらも3.600~0.512で同じ。ファイナルギヤレシオが2.5Premiumが3.700に対してAdvanceが3.900とややギヤ比を高めている。




結果、燃費は、


Premium(2.5ℓコンベ版)


JC08 14.6km/ℓ


WLTC燃費 13.2km/ℓ


 WLTC市街地モード 9.6km/ℓ


 WLTC郊外モード 14.6km/ℓ


 WLTC高速道路モード 16.4km/ℓ




に対してAdvance(e-BOXER2.0ℓ+モーター)


JC08 18.6km/ℓ


WLTC燃費 14.0km/ℓ


 WLTC市街地モード 11.2km/ℓ


 WLTC郊外モード 14.2km/ℓ


 WLTC高速道路モード 16.0km/ℓ




 となっている。


 JC08モード燃費で27%、e-BOXERの方が燃費が良好だ。


 より実燃費に近いと言われいるWLTCモード燃費だと6%ほどe-BOXERのほうがいい。WLTCの個別モードでは、市街地モードで約17%、e-BOXERに分があるが、郊外モードでは3%、高速道路モードだと2.5%、逆にコンベのパワートレーンの方が燃費がよくなる。

 では、XVではどうだろう?


 XVのコンベのパワートレーンは、2.0ℓ水平対向4気筒(FB20)+リニアトロニック。コンベ版のパワースペックは、154ps(113kW)/196Nmだ。




 XVのe-BOXER(Advanceグレード)は、同じFB20だが、パワースペックは145ps(107kW)/188Nmとなる。


モーターのスペックは13.6ps(10kW)/65Nm で、フォレスターのe-BOXERと同じ。リチウムイオン電池の容量も4.8Ahで同じだ。




 車重の差は110kgで、フォレスターのコンベとe-BOXERと同じ。


 リニアトロニックCVTのギヤ比は、3.600~0.512で同じ(つまり、中トロ=中容量リニアトロニックということ)。


 最終減速比は、


コンベ版が3.900に対してe-BOXERが3.700と、フォレスターとは逆になっている。これは、エンジンがともに2.0ℓだからだろう。




注目の燃費はどうだろう。


コンベの2.0i-L S EyeSightの


JC08モード燃費は16.0km/ℓ




e-B0XERのAdvanceの


JC08モード燃費は19.2km/ℓ




e-BOXERの燃費向上幅は20%。


フォレスターの27%ほどの向上は見られない。


WLTCモードについては、コンベ版では数値が発表されていないので直接比較はできないが、




AdvanceのWLTC燃費は


WLTC燃費 15.0km/ℓ


 WLTC市街地モード 11.5km/ℓ


 WLTC郊外モード 15.5km/ℓ


 WLTC高速道路モード 16.8km/ℓ


となっている。


車重が90kg軽いXVだが、やはりe-BOXERの使い方は、「燃費よりも走り」に振っていることがカタログデータから推測できる。

コンベのパワートレーンを積むXV

XV


2.0ℓDOHC直噴 2.0i-L S EyeSight(車重:1440kg)


水平対向4気筒直噴 154ps(113kW)/196Nm




JC08 16.0km/ℓ


リニアトロニックCVT


3.600〜0.512


最終減速比:3.900

Advance(車重:1550kg)


水平対向4気筒直噴 145ps(107kW)/188Nm


モーター 13.6ps(10kW)/65Nm


容量4.8Ah


JC08 19.2km/ℓ


WLTC燃費 15.0km/ℓ


 WLTC市街地モード 11.5km/ℓ


 WLTC郊外モード 15.5km/ℓ


 WLTC高速道路モード 16.8km/ℓ


リニアトロニックCVT


3.600~0.512


最終減速比:3.700

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