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Volvo:量産車にNVIDIA DRIVE を搭載


Volvo CarsとNVIDIAは10日、 Volvoが同社の次世代車両にNVIDIA DRIVE AGX Xavierコンピューターを搭載し、その生産を2020年代初頭より開始すると発表した。

 DRIVE AGX Xavierは、高度に統合されたAI自動車コンピューターで、これによって、Volvoでは自動運転機能の開発を効率化し、開発とサポートの総費用を削減できるようになる。初期のプロダクションリリースでは、これまでの先進ドライバー支援システムをさらに進化させた、レベル2以上の運転支援機能が装備されるようになる。




 VolvoとNVIDIAの両社は、自動運転機能の開発で協力しており、全方位の状況認識とドライバー監視システムについて独自の方法を採用している。NVIDIAベースのコンピューティングプラットフォームを導入することで、Volvoは新しい接続サービスやエネルギー管理テクノロジー、車内パーソナリゼーションオプション、自律走行テクノロジーを実装できるようになる。




 NVIDIAの創業者/CEOのJensen Huang氏(ジェンスン・フアン)は、GTC Europeの基調講演で次のように発表した。「完成度の高いオートパイロットにより、安全性と運転する際の快適さが大幅に向上するでしょう。あなたの車があなたを導き、あなたの安全を守ってくれるのです。このようなことを実現させるには、これまでなかったようなセンサーアーキテクチャやAIソフトウェア、安全テクノロジが必要となります。安全テクノロジとイノベーションの世界的なリーダー企業であるVolvoは、車両内の安全と快適さ、コンピューティング機能には直接的な関係があることを知っています」




 また、Volvo Carsの社長兼最高経営責任者(CEO)であるHåkan Samuelsson氏(ホーカン・サムエルソン)は次のように述べている。「自律走行のローンチを成功させるには、膨大な量のコンピューティングパワーだけでなく、人工知能の継続的な進歩が欠かせません。当社とNVIDIAとの契約は、この課題の達成に向けた重要な1片となるものであり、完全自律走行が可能なVolvo車を安全にお客様にお届けするのを促進してくれます」




 NVIDIA DRIVE AGXには、世界初の自律走行用内蔵プロセッサであるNVIDIA Xavier SoC(システムオンチップ)が組み込まれている。安全を目的として設計されたXavier SoCには、冗長かつ多様なアルゴリズムを実現するために、6つの異なったタイプのプロセッサが内蔵されている。




 10日のニュースは、2017年6月に行われた、VolvoとNVIDIAの発表に続くもの。そのときに両社は、VeoneerおよびZenuityと連携して、スケーラブルなNVIDIA DRIVEプラットフォームを使用し、Level 4の高度に自動化された運転システムを開発すると発表した。

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