フルラインナップメーカーへと大きな転換を遂げ、いまやコンパクトカーからスポーツカー、SUV、ミニバンまで幅広く手掛けているメルセデス・ベンツ。その結果として、同社は魅力溢れるニューモデルを続々と市場に投入しているワケだが、MFjpが近々発売される次期モデルを大胆に予測した！
新型Aクラスはハッチバックが先行し、セダンは遅れて上陸？
今年に入って日本市場でデビューを飾った最新のメルセデス・ベンツは、Gクラス、CLS、Cクラスなどビッグネームばかり。では、これから日本上陸するモデルは、一体どんなモデルがあるのだろうか？ 早速、MF.jp編集部は国内外の情報ネットワークを駆使して調査してみた。
まずMFjpが最初に注目したのは、なんといっても「Aクラス」の存在である。約6年振りにフルモデルチェンジを遂げた新型Aクラスは、本国ではすでに販売がスタートしており、日本上陸はカウントダウンが始まっている。実際に導入されるのは、どうやら秋頃になる見込みだ。
新型AクラスはCLSのデザインテイストをそのまま移植したようなシャークノーズが特徴的だ。とても洗練された都市型コンパクトモデルへと大きく進化しており、新世代パワーユニットの投入などハード的に見ても魅力が溢れている。
また、Aクラスの派生モデルである「Aクラス・セダン」は、CLAに代わって導入される模様だ。2018年4月の北京モーターショーでは中国の富裕層向けに「AクラスLセダン」が公開されたが、通常モデルのAクラス・セダンは10月のパリ・モーターショーで初公開される計画となっている(全長は、Aクラスの2729mmに対し、Lセダンは60mm延長した2789mm)。
最新のテクノロジーを駆使して空気抵抗の低減に成功し、Aクラス・セダンのCd値はハッチバックを上回る0.22を記録した。これは、驚異的な数字と評価されたCLAと同等の数値である。
セダンの日本上陸は「本国のデビュースケジュールと同期する」という予測のもとで考えてみると、来年以降になるかも知れない。
AMG-GT 4ドアクーペは、日本市場で人気間違いなし!?
AMG-GTの派生モデルとして日本上陸のカウントダウンが始まっているのは「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」である。
日本国内でもスーパーGTへの参戦などスポーツカーとしての地位を築き上げたAMG GTの “4ドア版”という位置づけだが、実際にはEクラスのプラットフォームをペースに開発されたモデルである。
最上級モデルは63S 4MATIC＋で639ps/900Nmを発生する4.0ℓ V8ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.2秒という俊足マシンに仕上がっている。
AMG GTのスペックを5人乗りの4ドアモデルで体験できるのは大きな魅力。きっと日本市場でも広く支持されるだろう。
Bクラス、GLS、GLE、Vクラスに加え、新たにEQシリーズを投入？
ここからは、本国では公道テストなどのスクープ画像が流出しているメルセデス・ベンツの次期モデルを紹介したい。
テスト車両が目撃されているのは、コンセプトの刷新が噂されている「Bクラス」、フラッグシップ・クロスオーバーSUVの「GLS」、ミドルサイズSUVの「GLE」、フルサイズミニバンの「Vクラス」といったモデルで、1〜2年以内に本国でのデビューが控えている。
こうしたモデルのなかでも、Bクラスはすでに日本で発売されているモデルが1.6ℓ 直4エンジンの「B180」のみとなっており、新型モデルの登場が待たれるところ。また、最近のSUV人気に伴い、新型のGLSとGLEが上陸すれば、間違いなく台風の目となることだろう。
さらにメルセデス・ベンツは、あらゆるモデルの「EQパワー」化を推し進めており、1〜2年以内には「EQ C」や「EQ A」など「EQ」を冠したブランニューのEVシリーズを仲間入りさせる計画を持っている。
メルセデス・ベンツの注目モデルは、これから開催される各国のモーターショーなどで続々とデビューを飾っていくことだろう。
■これからデビューするニューモデル一覧（編集部予想）
Aクラス（FMC） ── 2018年秋
AMG GT 4ドア（追加モデル） ── 2018年秋
Bクラス(FMC) ── 2019年
GLS(FMC) ── 2019年
GLE(FMC) ── 2019〜2020年
EQ C ── 2019年
Vクラス(MC) ── 2020年
EQ A ── 2020年
※FMC＝フルモデルチェンジ、MC＝マイナーチェンジ。
※この記事はあくまでも本誌編集部が予測したもので、実際に発売される時期などは未定であることをお断りしておく。
