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カワサキ ニンジャ400はなぜ人気? CBR400RとYZF-R3と比べてみた【400cc比較】


人気の400ccモデルカワサキ・ニンジャ400のライバルといえば、同じ水冷4ストローク2気筒400ccエンジンを搭載したホンダCBR400RRと、排気量はやや小さな320ccのヤマハYZF-R3。これらの諸元を比べると、ニンジャ400の特徴が見えてきた。


REPORT●北秀昭(KITA Hideaki)

カワサキ ニンジャ400(メタリックスパークブラック)……699,840円

 今年2月に発売されたばかりの新型ニンジャ400が今、自動二輪普通免許ユーザー(~400ccまで乗車可能)を中心に熱い視線を浴びている。その理由は、パワフルなエンジンや強靭な足周りに加え、コンパクトな車体、そして高いコストパフォーマンスにあるようだ。前モデルやライバル車と比較しながら、新しいニンジャ400の魅力を探ってみよう。




 新型となる2018年モデルの見どころの一つは、2017年モデルの44psから48psにパワーアップしたエンジンである。これに加えて、250ccクラスに匹敵するよりコンパクトになった車体もポイントだ。

写真は2018年モデルの外装、シート、タンクなどを取り外したところ。

 2017年モデルのニンジャ400のフレームは、ニンジャ650と共通。一方、2018年モデルのフレームや外装、足周りなどはニンジャ250と基本的に同じ仕様。それに伴い、車体は大幅にコンパクトになり扱いやすくなった。それを数値で見てみると……。




 2017年モデルのニンジャ400のボディサイズは全長2,110mm×全幅770mm×全高1,180mmのビッグサイズ。一方、2018年モデルは全長1,990mm×全幅710mm×全高1,120mmまでスモール化。ホイールベースは1,410mmから1,370mmに短縮され、タイトなコーナーでも軽快な走りが可能だ。




 大幅に軽量化された重量も見逃せないところ。ニンジャ250が166kgなのに対して、ニンジャ 400はわずか1kg増の167kg。パワフルなエンジンに加え、250ccクラス並みの軽さが新型ニンジャ400が人気な理由の1つにもなっている。

■■■過去のニンジャ400インプレッション記事から抜粋■■■


「車体を扱う感触も跨がった時の印象や足着きもほとんど同じだが、タンク内でガソリンが揺れた時の挙動が若干異なって感じられた。車重は1kg 重いだけだが、400 は少し落ち着きがある雰囲気。そして走り始めると、両者には明確な違いがあることに驚かされる。極端な差ではないが乗り心地にはそれぞれのイイ「味」が発揮されていたのだ。


一言で表すならば、当然のごとく「エンジンのパフォーマンスの差」である。特に5000rpmを超えた当たりから1万rpm超えまでは実に頼りになる太いトルクが存分に楽しめる。市街地、郊外の峠道、そして高速まで、右手のひと捻りで得られる加速力は十二分に速く、かつ走行中も十分なゆとりがある」
インプレッション記事全文はコチラ「ニンジャ250/ニンジャ400、乗り比べで判明した400のガチの魅力」
ニンジャ400 KRT Edition(ライムグリーン×エボニー) ……710,640円
ニンジャ400(キャンディバーントオレンジ×メタリックマグネティックグレー)……716,040円


■関連記事……ライバルよりも25kgも軽い「新型Ninja(ニンジャ)400」

ニンジャ400とライバルCBR400R、YZF-R3を徹底比較

カワサキニンジャ400

ホンダCBR400R

ヤマハYZF-R3

≪最高出力&最大トルクの比較≫

Ninja400


排気量:398cc


最高出力:48ps(35Kw)/10,000ppm


最大トルク:3.9kgm(38Nm)/8,000rpm

CBR400R


排気量:399cc


最高出力:46ps(34Kw)/9,500ppm


最大トルク:3.8kgm(37Nm)/7,500rpm

YZF-R3


排気量:320cc


最高出力:42ps(31Kw)/ 10,750rpm


最大トルク:3.0kgm(29Nm)/9,000rpm

 ニンジャ400のパワーはCBR400Rを2PS凌ぐ48ps。また、最大トルクはニンジャ400が8000rpmで3.9kgm。一方、CBR400Rの最大トルクは7500rpmで3.8kgm。トルクフルな特性のCBR400Rに比べ、ニンジャ400は「エンジンを回すほど楽しいモデル」だということが分かる。ミッションは3車とも6速を採用する。

≪ボア×ストロークと圧縮比の比較≫

Ninja400


内径×行程:70.0mm×51.8mm


圧縮比:11.5

CBR400R


内径×行程(mm):67.0×56.6


圧縮比:11.0

YZF-R3


内径×行程(mm):68.0×44.1


圧縮比:11.2

 3車のエンジンは、クランクの工程(ストローク)よりも、ピストンの内径(ボア)が大きい「ショートストローク型」にセッティング。特に内径を大幅に広げたニンジャ400とYZF-R3は、高回転域でパワーとトルクを稼ぐレーシングエンジン色の濃い仕様だということが確認できる。圧縮比はニンジャ400が11.5で、もっともハイコンプレッションとなる。

≪パワーウェイトレシオの比較≫

Ninja400(車両重量:167kg/最高出力:48ps)


パワーウェイトレシオ=3.47

CBR400R


(車両重量:194kg/最高出力:46ps)


パワーウェイトレシオ=4.21

YZF-R3


(車両重量:170kg/最高出力:42ps)


パワーウェイトレシオ=4.04

 「パワーウェイトレシオ」とは、重量を馬力で割った数値。この数値が小さいほど、加速性能などに優れているのがポイント(あくまでも目安)。軽量ボディにハイパワーエンジンを搭載したニンジャ400は、3車の中では極めて優れたパワーウェイトレシオを実現している。


続・カワサキ ニンジャ400はなぜ人気? CBR400RとYZF-R3と比べてみた【400cc比較】

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