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国内損保唯一の施設で衝突実験を公開、EDRを活用した損害調査や予防安全装備エーミング研修も紹介…あいおいニッセイ同和損保


 あいおいニッセイ同和損害保険(AD損保)と、アジャスター部門子会社のあいおいニッセイ同和損害調査(AD損調)、研修・研究部門子会社のあいおいニッセイ同和自動車研究所(AD自研)は5月21日、2018年度上期記者発表会を、AD自研東富士センター(静岡県裾野市)で開催。




 最先端の技術に対応した自動車事故における正確な損害調査や修理費の低減、代理店の本業支援に向けた取り組みについて詳細を説明するとともに、AD自研東富士センター内の衝突実験施設を公開した。

あいおいニッセイ同和自動車研究所東富士センターの衝突実験施設内

 AD自研東富士センターはAD損保のルーツの一つである千代田火災海上保険が1994年に5月に設立しており、その衝突実験施設は日本の損害保険会社としては唯一のもの。これまで衝突実験はもちろん施設の内部さえ、関係者以外に公開することは極めてまれだったその内部を、今回特別に撮影することが許された。

18km/h・40%オフセット衝突実験でエアバッグが展開したダイハツ・ムーヴの室内

 今回は平成27年式ダイハツ・ムーヴを18km/hでスチール製バリアに40%オフセット衝突させる様子が公開されたが、わずか18km/hという、動きを目で追えるほどゆっくりした速度ながら、衝突した瞬間は「バアーン!」と大きな音を立てて車体が潰れエアバッグが展開(助手席側は事前にカットオフ)。

18km/h・40%オフセット衝突実験でBピラーまで入力が波及したダイハツ・ムーヴの右フロントまわり

 入力を直接受けた運転席側は、フロントセクションの外板や骨格はもちろん、フロントドアも押されたことでBピラーにひっかき傷が生じており、今回のように衝突時の速度が低い事故でも損傷が広範囲に波及することが実証された。

ポール側面衝突試験用のバリア

 なお施設内には、56km/hまで対応できるよう約50mの走行レーンが設けられているほか、日本で今年6月15日以降の新型車に適用されるポール側面衝突試験用のバリア、アメリカで2019年モデルから適用される斜行移動台車(OMDB)衝突試験用の治具も完備。最新の法規にいち早く対応し、積極的に衝突実験を実施してデータを収集、保険料算出や損害調査の精度向上、事故修理費用低減などに役立てていることがうかがえた。

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