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トヨタ・アルファード&ヴェルファイアの使い勝手を徹底チェック!〈Part1 運転席&室内空間 編〉


非の打ち所がないと思われた最高峰ミニバンが、


今回の改良で得たのはさらなる上級感と快適性。


装備を追加するだけでなく、シートレールを強化し


乗り心地を高めるなど、見えないところも進化している。




TEXT●工藤貴宏(KUDO Takahiro) ASSISTANT●藤木由貴(FUJIKI Yuki) PHOTO●中野幸次(NAKANO Kouji)

他の追従を許さぬ最上級の贅沢空間

取材車のプロフィール VELLFIRE HYBRID Executive Lounge Z ボディカラー:ブラック メーカーオプション:ツインムーンルーフ

シルバー木目調の新加飾

新たに設定されたエアロ仕様のエグゼクティブラウンジ車には、新コーディネートとしてシルバー木目調のパネルを組み合わせる。従来のブラウン系やブラック系のパネルとは異なる雰囲気を演出する。

Toyota Safety Senseの第二世代を搭載
従来型はToyota Safety Sense非採用だったが、新型では他車に先駆けて第二世代の最新システムを採用し、予防安全機能が一気に進化。車線維持をアシストする「LTA(レーントレーシングアシスト)」などトヨタ車初の機能も備わる。


デジタルインナーミラーを採用

インアーミラーは液晶ディスプレイに後方カメラで捉えた画像を映すデジタル式を採用した。視野が広く、ミラーに後席乗員やシート、車体などが映り込まないのが大きなメリットだ。通常の鏡へも切り替えできる。




お次は運転席まわりを見てみよう!

運転席まわり 豪華なだけではない機能的なレイアウト。

重厚感と高級感が織りなす威風堂々とした趣はミニバンの頂点に相応しい。中級グレード以上はセンターパネルがコンソールと一体化したミニバンとしては珍しいレイアウトで、セダンのような雰囲気を出しているのも特徴だ。こだわりの木目調パネルやバッタリングと呼ばれる金属を吹き付けた加飾など、上質感は圧倒的。

仕様により異なるメーターは、全車とも自発光式でプレミアムな仕立て、左側はガソリン車だとタコメーターだが、ハイブリッド車は出力/回生計となる。中央には42インチのTFT液晶ディスプレイをセット。

左側は上にオーディオと音声入力、下にハンズフリー通話用を配置する。
右側上部がメーター内のマルチインフォメーションディスプレイ切り替えで、下がLTAのオン/オフと追従クルーズコントロールの車間設定。


雨滴感知式オートワイパーも備わる。
上級仕様にはグレアフリーハイビームを、それ以外にはオートマチックハイビームを採用。


ハイブリッド車もシフトレバーは電子式ではなく一般的なゲート式。Dレンジから右に傾けるとエンジンを高めの回転に保つSモードとなりマニュアル変速もできる。

シフトレバーの脇に並ぶスイッチは、上が電動パーキング&ホールド機能。下はドライブモードの切り替えなどの走行系だ。
ステアリング下奥のレバーはクルーズコントロール操作スイッチ。停止保持にも対応し、設定上限は180km/hに向上。


パノラミックビューモニターの視点切り替えスイッチの右は、運転席から2列目シートを中立ポジションに戻すボタンだ。
スターター/パワーボタンの周囲には自動ブレーキのオフなど機能装備系。ステアリングヒーターのスイッチを配置。


電動テールゲートやスライドドアの開閉スイッチはオーバーヘッドコンソールに。ヘルプネットの発報ボタンも備わる。
足元は左側のフロアをフットレストにして、左足を安定させる場所としている。


マルチインフォメーションディスプレイ

(タコメーター) ハイブリッドはエンジン回転やエネルギーフローを表示。ガソリン4WDは前後トルクやGの掛かり方も見られる。
(燃費表示) 瞬間燃費と平均燃費のほか、航続可能距離なdも表示。ナビ連動の簡易的な行先案内や先進安全機能の作動も示す。


(ドア警告) パワーウインドウやムーンルーフが開いた状態でエンジンをオフにすると知らせてくれる機能は便利だ。


居住性&乗降性 圧倒的な快適さを誇るエグゼクティブラウンジシート

シートリフターの調整幅が広く、見晴らしの良さを求めるのであれば高い着座姿勢に、セダンに近づけるのであれば低めのポジションをとれる。

シートは肩までしっかりと支えるサイドサポート付き。ファブリック生地は上級仕様用へバージョンアップされ、合成皮革シート車には昇降温抑制機能が加わった。

パワーシート装着車はポジションはドアミラーの位置も含めて3パターン保存可能で、スイッチで呼び出せる。
主要グレードのフロントシートは電動調整式で、運転席が8ウェイ、助手席が4ウェイとなる。


着座中のムレを防ぐためファンでシート表面の空気を循環させるベンチレーション機能を備える快適温熱シートを新採用。


日本で買えるミニバンのなかで最も広い室内空間を誇り、その圧倒的な余裕には何度座っても驚くばかり。

シートは合計で4タイプあるが、写真のエグゼクティブラウンジシートは固定式アームレストも備えていて、飛行機のビジネスクラスのような立派さ。

上級グレードには助手席にも電動式のパワーオットマンを装備。前席にも快適なくつろぎ空間を提供する。

「エグゼクティブラウンジ」のアームレストには電動シートや読書灯などのスイッチを内蔵する。
天井に組み込まれたスポットランプの読書灯も一部のグレードに備わる。光が当たる範囲を調整できる。


スライドドアウインドウのサンシェードを多くの仕様に採用。強くて眩しい日差しを和らげるだけでなく、車内のプライバシー保護にもひと役買うアイテムだ。
エグゼクティブ系の2列目シートにはAC100Vアウトレットが標準装備、もしくは設定される。スマホやノートパソコンの充電に重宝することだろう。


エグゼクティブパワーシート

固定式アームレスト、電動リクライニング&オットマンを備えつつ、前後ウォークスルーが可能なのがこちらのエグゼクティブパワーシート。ヘッドレスト左右も角度調整でき、AC100V電源も備わる。
左右座席間に折り畳みのセンターテーブルを設置。ドリンクホルダーは全後端にふたつずつ備える。


列目でも空間の広さはさすがで、2列目との間に足が組めるほど広いスペースがあるのだから驚く。

シートは座面が大きく、リクライニング付きで背中にフィットする背もたれの形状もいい。中央にも座れるが、形状は2人で左右に座ることを前提としたもの。3列目では珍しいセンターアームレストも備わる。

3列目にもサンシェードが用意されているのがありがたい。スライドドア用もそうだが、動きがスムーズで上部のフックにも引っ掛けやすい設計はさすがだ。中級グレード以上に標準装備している。
天井の間接照明にもこだわり、16色✕4段調光式のLEDカラーイルミネーションを採用。好みに合わせて光の色と光量を調整できる。


エグゼクティブラウンジシートの運転席側には、手動で素早く背もたれを倒せるマニュアルウォークイン機構が新たに組み込まれた。
運転席と助手席の背面にも大型のアシストグリップを装備。お年寄りや小さな子供の乗り降りにも配慮されている。


780mmもあるスライドドアの開口幅の広さには圧倒される。

現行モデルは歴代の同車の中で最も床が低く(先代比20mmダウン)設計されていて路面との段差が少ないのも見逃せない。

上級仕様は事前に設定することで車両に近づくと自動的にドアがスライドする機能もある。

多彩なシートバリエーションを設定

(リラックスキャプテンシート) 7人乗りのベーシックな2列目シート。最大830mmのロングスライド機構はこのシートだけが備えている美点だ。マニュアル操作ではあるが、オットマンも装備している。
(6対4分割チップアップシート) エントリーグレードに設定されている8人乗りのベンチシート。シート形状は立体的で、センターアームレストも装備している。フルフラットや、チップアップによる荷室の拡大が可能だ。


(助手席スーパーロングスライドシート) 「Z ”Aエディション”」「S ”Aパッケージ」のみの設定になった助手席スーパーロングスライドシート。最大1160mmと破格のスライド量を誇り、エグゼクティブ系とは違ったくつろぎ空間となる。



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高級サルーン第二章


ドライビングインプレッション


ライバル車比較試乗


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メカニズム詳密解説


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