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ACCESS:車載向けマルチメディアコンテンツ共有ソリューション「ACCESS Twine for Car」を発表


ACCESSは16日、車載向けマルチメディアコンテンツ共有ソリューション「ACCESS Twine for Car」の提供開始を発表した。本ソリューションは、自動車メーカー (OEM) やTire1プロバイダが独自ブランドとして展開が可能なWhite Label(ホワイトレーベル) 型のマルチメディア対応コンテンツラインナップと、動画配信(ストリーミング)サービスを提供する車載インフォテインメント(In-Vehicle Infotainment: IVI)プラットフォームから構成される。

ACCESS は自動運転技術が進んだ将来、車内は「運転するための場所」から、「移動しながら自由な時間を過ごせる場所」として変化すると考えている。従来は安全運転のためドライバーの視覚を阻害する可能性がある映像コンテンツ提供は非常に限られていたが、自動運転の実現がその制約を無くし、車内での時間の過ごし方を大きく変化させる。本ソリューションにより、ドライバーや同乗者などエンドユーザーは、各自の好みの動画や音楽をそれぞれ選定し、車内で過ごす時間をパーソナライズすることが可能となる。




ACCESS Europe 最高経営責任者(CEO)の Dr. Neale Foster氏は、


「すべての車がネットに接続され、自動運転技術の革新が起きつつある今、自動車業界は未来のインフォテインメント体験を設計し提供することが可能になりました。こうした中、ACCESS は15億台を超える機器へのマルチメディアコンテンツ提供の実績とノウハウを生かし、走行中の体験をパーソナライズする車載向けソリューション『ACCESS Twine for Car』を市場投入しました。今後とも、絶えず進化するメディア技術に対応し、自動車メーカーやエンドユーザーの皆様に向けて業界最高クラスの車載インフォテインメント体験を提供し続けてまいります」と述べている。

ACCESS は「ACCESS Twine for Car」で世界中のエンドユーザーの車内体験を根本から革新する。本ソリューションは、ドライバーが音声コンテンツやニュースをオンデマンドで楽しむ一方、他の同乗者は各自のシートでくつろぎながら動画の視聴やゲーム、音楽鑑賞、読書を楽しむことが出来る環境を提供する。また、インターナショナルなコンテンツラインナップに加え、ユーザー個人のライブラリーを統合する独自ソリューションでは、各ユーザーは乗車毎に最適なエクスペリエンスを楽しむことができる。




自動車メーカーは「ACCESS Twine for Car」を採用することで、ドライバーがオーディオブックのコンテンツを日々の通勤の度に変更したり、後部座席の子どもに通学時間に短いエンターテインメントを視聴させたりすることができるようになる。また、保護者は子どもが選択するコンテンツを管理できるほか、タクシーの運転手は乗客の好みや乗車時間に合わせて容易に最適な各種エンターテインメントを選択できるようになる。




「ACCESS Twine for Car」は、複数のデバイス上で高付加価値のコンテンツを提供するため、車載の内蔵デバイスとBYOD(Bring Your Own Device)をリモート・メディア・アクセスにシームレスに連携させ、エンドユーザーが自宅や他の車両に保存しているコンテンツを視聴できるようにする。また、本ソリューションは、デジタル著作権管理(DRM)によるエンドツーエンドの完全なコンテンツ保護を実装することで、有料動画のコンテンツ・オーナーに対するセキュリティ要件にも適合している。

また「ACCESS Twine for Car」は、自動車メーカーに向けて柔軟なマルチメディア・コンテンツサービスを提供する。本ソリューションは、自動車業界とコンテンツ業界間の障壁を取り除き、ドライバーと乗員がコンテンツを視聴する際の安全性、快適性、柔軟性を向上させるために開発された。ACCESSは「ACCESS Twine for Car」を、あらゆる種類のコンテンツに対応したポータルとして機能させ、最新のストリーミングサービスを提供しやすくするために、ティア1プロバイダ、番組制作会社、コンテンツ権利所有者、コンサルタント、弁護士、著作権管理事業者、DRM技術提供会社、インフラ事業者などそれぞれのステークホルダーと双方向の対話を図り、関係を構築している。




「ACCESS Twine for Car」の主な機能:


●ライブの音声/動画コンテンツ、 キャッチアップ/オンデマンドのコンテンツ


●HTML5対応ゲーム、 電子書籍、 電子ペーパー、 オーディオブックなどを含むマルチメディア・コンテンツ


●認定デバイスからアクセスを容易にするためにクラウド上でコンテンツをインデックス化


●マルチゾーンでの録音・録画機能


●ペアレンタル・コントロール機能


●車のヘッド・ユニット(オーディオ本体)や後部座席エンターテインメントなどの内蔵機器と、 車両に持ち込まれた個人のスマートフォン/タブレットなどの機器とのシームレスな連携


●DRM保護コンテンツ機能


●放送インフラ非依存


●最低要件:


 oインターネット接続


 o 車内Wi-Fiスポット


 o タッチスクリーンデバイス




なお「ACCESS Twine for Car」は、4月17日から19日までドイツ・ミュンヘンで開催される「GENIVI All Members Meeting and Showcase」(ヒルトンミュンヘンパークホテル)にて初披露される予定。

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