スズキのスーパーハイトワゴンであるスペーシアがフルモデルチェンジを果たしました。われわれニューモデル速報チームがこの新型車を取材と資料から細かく紹介。もちろん、スペーシア カスタムも載っています!

東京モーターショーに展示された「スペーシア コンセプト」

東京モーターショーのスズキブース壇上に飾られていた「スペーシア コンセプト」を見て「どっこがコンセプトやねん、まんま市販車や」とみんなツッコミを入れたはず。それくらいあのクルマの作り込みは大したもので、プレスカンファレンスで社長が「間もなく、皆さまにお届けできる予定です」と述べたときに(そうだろうな)と思ったのもその完成度ゆえです。果たしてそれから2ヵ月弱、新型車としてわれわれの目の前に現れた新型スペーシアは、あのときステージ上にあったコンセプトとほぼ同じスタイルでした。

こちらはスペーシア カスタム。ゴージャスな雰囲気が心をつかみます。(photo:平野 陽)

photo:平野 陽

スーツケースをボディ内外にイメージとして用いたデザインがとてもユニーク。どことなく60年代のヨーロッパ車にありそうな薄いブルーに塗られたボディは、カラードピラーがまるでトランクの取っ手のように見えるのがおもしろいですね。ブラックアウトのピラー+フローティングルーフが最近多いなかで、スペーシアのキャラクターを際立たせるポイントのひとつです。



そしてなんといっても、スーツケースそのものといえる内装。助手席側のグローブボックスのふたは、だれが見てもズバリの造形です。これくらい貫徹されていると気持ちがいいですね。エクステリアを含めてデザインインタビューで、そのプロセスを詳しく訊いています。

スペーシア・チーフエンジニアの鈴木猛介氏(photo:宮門秀行)

もちろん、見た目だけでないのは当たり前。正直、先代がN-BOXやタントに比べて販売台数で苦戦していたので、新型を仕立てるにあたっては相当なリサーチと検討が重ねられました。チーフエンジニアである鈴木猛介氏の言葉を借りれば「従来型はデザインでも走りでも“伝統的なクルマらしさ”にこだわったため、分かりやすい個性は薄かったかもしれません」「市場動向を見れば、背の高さや室内の広さが評価されているのは間違いなく、今回はあえて“これはもうワゴンではない”と割り切りました」という経緯があり、抜本的な転換が図られています。ライバル勢と比べてもまったく見劣りのしないスーパーハイトワゴンに生まれ変わったものの、しかしスズキのマーケットからの“燃費がいい”という評価は堅持したところに、開発陣のプライドがうかがえますね。

もちろん、ライバル勢との比較試乗も掲載。みんなが迷うであろうN-BOX、タント、デイズルークスと乗り比べて、内外寸法を測って、資料を読み漁って、詳細なレポートに仕立てています。今回は4車ともにカスタムグレードなのもうれしいポイントです。

毎度の使い勝手徹底チェックページにも力が入ります。何せ、ユーティリティの高さを至上命題のひとつとするスーパーハイトワゴンの新型車。取材チームは徹底的にあちこちを開けたり閉めたり回したり押し引きしたりひねったり置いたり……を繰り返して、新型スペーシアの室内の魅力を余すことなく伝えています。今回のアシスタント嬢は住吉史衣さんです。





なんとなく柔らかい素材と雰囲気の使い勝手に対して、ひたすら硬派なメカニズム詳密解説。軽量なボディシェルはなぜ可能になったのか、スズキお得意のマイルドハイブリッドの仕組みとはどんなものなのか、軽自動車最高峰ともいえる先進安全装備はどのような効能があるのか、安藤眞さんがわかりやすく説明してくれます。

複雑で頭がこんがらがりそうなグレードと価格のバランスを絶妙に分かりやすくしてくれるバイヤーズガイド、個性を発揮したいときに欠かせないオプションパーツを紹介するアクセサリー&ドレスアップ・パーツガイドも掲載。プレゼントはスペーシアとスペーシアカスタムのプルバックカー。ちょこまかと走り回るさまがとてもかわいらしいです。



新型スペーシアが気になる方はぜひお手にとってご覧ください!



モーターファン別冊 ニューモデル速報 第564弾 『新型スペーシアのすべて』540円(税込み)

情報提供元:MotorFan
記事名:「 スーツケースがモチーフ!? 新型スペーシアってどんなクルマ?