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クラリティFUEL CELLのリヤサブフレームはオールアルミ製 【オートモーティブワールド2018】


エフテック(F-tech)は、昨年70周年を迎えたシャシー系のサプライヤーだ。オートモーティブワールド2018の軽量化技術展での同社のブースには、ホンダ・クラリティFUEL CELLの水素タンクがオールアルミ合金製のサブフレームに載せられていた。

ここにあるD.Cとは、ダイキャスト(鋳造)。スクイズダイカストは溶融アルミを金型に超低速で充填し、高圧力で加圧する鋳造法のことだ。

クラリティFUEL CELLは、クラリティ・シリーズのサブフレームを開発、供給している。シリーズとは、水素燃料電池車のクラリティFUEL CELL、そしてPHEV、EVという3種類のパワートレーンを搭載するクラリティ3モデルのことだ。




オールアルミ製のサブフレームを使うのは、クラリティFUEL CELLのみ。PHEVとEVは、通常のスチール製サブフレームを使う。


水素燃料電池車としての航続距離を稼ぐには軽量である必要があるし、なにより、水素タンクを安全の載せ、万一のクラッシュ時(とくに後突か)に水素タンクを守らなければならない。そのため、かなりガッチリしたアルミ合金製サブフレームに仕上がっていた。




オールアルミ製と言っても、部材毎に最適なアルミ合金材を選び、それにあった接合技術を用いたことがポイントだ。


部材は、スクイズダイキャスト材、押出材、引抜材、展伸材などを使っている。とくにスクイズダイキャストは、高圧・低速充填ダイキャスト工法で、ハイプレッシャーダイキャストと比較してガス巻込み巣、引け巣を削減できるという。開発ではもちろん、各種CAE技術が用いられている。

こちらは、シビックのフロントサブフレーム。これもエフテックが供給している。基本構造は通常のシビックとタイプRとも、同じだ。

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