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OKI:車載機器・部品「スプラッシュウォーター衝撃試験サービス」開始


OKIグループの信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(OEG)は、国際規格、全自動車メーカー規格の全規格条件に対応した車載機器・部品の水はね試験を行う「スプラッシュウォーター衝撃試験サービス」の提供を開始する。新サービスは、4種類の専用溶液ごとにそれぞれ噴射装置と高温室設備を整え、ワンストップで短期間に試験サービスを提供するもので、車載機器・部品の開発サイクル短縮に貢献する。

自動車部品の信頼性確認のためには、実際にその部品が使用されたときにさらされる、さまざまな環境因子を組合せた試験が必要だ。車体外回りに装着される自動車用センサー部品や車載機器は、大きな温度変化の中で、路面からの泥水はね、雨水、路面凍結防止剤に含まれる塩化カルシウムなどの厳しい環境にさらされる。これらを模擬した環境耐性試験が「スプラッシュウォーター衝撃試験」。この試験では、車載機器・部品を100℃の高温環境で規定時間動作させ、その後20秒以内に0℃から4℃に冷却した4種類の専用溶液(真水、アリゾナ泥水、塩水(塩化マグネシウム、塩化カルシウム)などの混合液)をかける動作を100回繰り返す。




進化を続けるADAS(Advanced Driver-Assistance Systems:先進運転支援システム)向けなど各種センサーの搭載数量増加に伴い、車外にさらされる機器・部品のスプラッシュウォーター衝撃試験に対する需要も増加傾向にある。一方で同試験は塩化物、泥水など溶液の種類が多岐にわたるため、噴射装置の溶液を変更するのに装置の配管、水槽、ノズルの清掃に手間がかかり、効率的な試験が困難だった。




今回、4種類の専用溶液ごとに専用の高温動作装置と国際規格に則った噴射ノズルを搭載した噴射装置をそれぞれ準備することにより、ISO16750(自動車部品の国際規格)、JASO(日本自動車技術会規格)、LV124(ドイツの自動車車載電源の規格)、各自動車メーカー規格すべての条件を同時に並行して試験が可能で、ワンストップで短納期に対応することができる。




環境試験には電子部品やユニットが使用時に受ける熱的ストレス(温度サイクル・熱衝撃)や機械的ストレス(振動・衝撃)を想定した試験などがあり、OEGは防水性・防塵性を評価するIP試験(電気機械器具の外郭への異物、ホコリ、水に対する保護試験)については全て網羅している。今後、各種センサー部品などの多様化と搭載数の増加にともない、試験項目の増加と試験条件の変化が予測される。OEGは、さらに設備環境を整え技術力を向上させて、より多くの試験項目に対応し、顧客の製品の開発・設計・製造を幅広く支援していく。




【販売計画】


価格:個別見積もり


販売目標:2018年度5千万円(年間)


サービス提供開始時期:2018年1月16日




なお、OEGは2018年1月17日~19日、東京ビッグサイトにて開催される「オートモーティブ ワールド2018」(小間番号:E44-27)に出展し、本サービスについて紹介する。

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