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LAオートショー2017リポート アメリカ車編


LAオートショーが開催され、様々な新型車が登場した。ワールドプレミアの中から今回はアメリカ車メーカーを中心にリポートする。欧州では電動化の流れが感じられるが、北米市場が期待するモデルは何か? ショーでは具体的に提案されていた。

シボレーZR1コンバーチブル

すでにドバイで発表されたコルベットZR1にコンバーチブルが追加された。クーペと共通のパワートレーンはまさに圧巻である。搭載されるエンジンは6.2リッターV8スーパーチャージャー付き。LT5と呼ばれるそれは最高出力755ps(563kW)、最大トルク969Nmを発生する。圧倒的な高出力ゆえにラジエーターが4個追加されるなど冷却系が見直された。組み合わされるトランスミッションは7速MTか8速ATとなる。2種類のエアロパッケージが用意され、ローウイング仕様は最高速重視でありながら、ダウンフォースをZ06のエアロパッケージよりも70%高めた。




気になる最高速は338km/hとなる。もうひとつはZTKパフォーマンスパッケージと呼ばれるハイウイング仕様で2段階に調整可能なウイングは、サーキット走行時にはハイダウンフォースセッティングにできる。これらの強力なエアロダイナミクスは、全グレードでシボレーで初採用となるフロントアンダーウイングが奏功しているという。

シボレーZR1クーペ


キャデラックCT6(スーパークルーズ搭載)

キャデラックがかねてより宣言していた自動運転技術のスーパークルーズが展示されていた。世界初の量産型ハンズフリー自動運転車で2018年に市販されるCT6に搭載される予定だ。自動運転モードが実行できるのはフリーウェイのみだが、各国がしのぎを削る自動運転技術でGMがその存在感をアピールした格好だ。




すでに12台のスーパークルーズを搭載したCT6がニューヨークからカリフォルニアまで16州の横断に成功していることは、2017年9月にプレスリリースが出ている。もちろん、ドライバーに対するコミュニケーションとしてアテンションシステムや高精度ライダーなど自動運転の実装にあたり懸念される装備も充実させている。



4WDの代名詞とも言えるジープ・ラングラーが10年ぶりにモデルチェンジして現代で使える4WDとなった。デザインは従来と変わらず、かつてのCJを彷彿とさせるグリルと丸形ヘッドランプ、四角いテールランプが特徴的。オープンエアを感じられるアドベンチャー4WDの雰囲気はそのままに、燃費に優れたパワートレインや先進安全装備が追加された。具体的には新開発の2リッター直4直噴ターボ(最高出力270ps、最大トルク400Nm)、3.6リッターV6(285ps、353Nm)が用意され、2019年には3リッターV6ディーゼル(260ps、600Nm)もラインアップに加わる予定だ。組み合わされるトランスミッションは新開発8速ATあるいは6速MT。北米市場に用意されたグレードは2ドアがスポーツ、スポーツS、ルビコンの3つ。4ドアがそれにサハラが加わり4グレードとなる。もちろんパワートレインが現代的になろうともローレンジを含んだ4WDシステムは健在。前後アクスルにダナ社製を採用しており、トップレンジのルビコンには次世代型ダナ44を奢ったという。

GMCテレイン

日本では馴染みはないがGMCから新型テレインが発表された。ユーコンなどをラインアップするSUVメーカーだ。テレインは全長4.63m、全幅1.84m、全高1.66mは日本では立派なサイズのSUVとなるが、彼の地ではこれをコンパクトSUVと呼ぶ。驚きは搭載されるエンジンで2リッターガソリンターボ(252ps)、1.5リッターガソリンターボ(170ps)、1.6リッターディーゼルターボの3種類の小排気量エンジンが並び、これに9速AT(ディーゼルは6速AT)が組み合わされること。ボディサイズが重要なのであって、日本ならマツダCX-5などに1.5リッターガソリンモデルがラインナップされるようなものだ。駆動方式はガソリン、ディーゼルともにFWD、AWDが選択でき、価格は1.5リッターガソリンのFWDが2万6000ドル(約295万円)、2リッターターボのAWDが3万9000ドル(約450万円)となる。



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