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【ハーレーダビッドソン】新型ソフテイル「ヘリティジ クラシック」試乗レポート


ハーレーダビッドソン2018モデルの中でもひときわ注目を集めているのが、従来の「ダイナ」と「ソフテイル」という2大ブランドを統合して新たに誕生した、新型ソフテイルファミリーである。先日スペインで開催された海外試乗会から、伝統のスタイルと現代的な走りを融合したツーリングモデル、HERITAGE CLASSIC(ヘリティジクラシック)をお届けしよう。(REPORT:佐川健太郎)

キング・オブ・クラシックツアラー

1950年代のハーレーを彷彿させるクラシカルな佇まいが印象的なツーリングモデルが「ヘリテイジ・クラシック」である。大型スクリーンやサドルバッグ、ディープフェンダーなど伝統的な装備を受け継ぎつつも、新型では従来の派手なクローム系から、エンジンを黒塗りした渋いダーク系のカラーとなり3連ヘッドライトもLED化。リヤシート形状やテールランプも含め、全体的により洗練されたスタイリングになった。


試乗したのはミルウォーキーエイト114を搭載したモデルで、最新の空冷ビッグツインの歯切れのいい鼓動感と図太いトルクに乗せた走りが気持ちいい。エンジン自体は他の114搭載モデルと同じだが、たとえばパワークルーザーの「ファットボブ」などに比べると加速感や鼓動もだいぶ穏やかに感じられる。デュアルバランサーの効果とともに吸排気系がモデル毎の特性に合わせてチューニングされていること、また新型ソフテイルの中で最もヘビーな330㎏という車重も影響しているかもしれない。

一見リジッドながらリヤショックを装備

ライポジも長距離での快適さにフォーカスしていることが分かる。たとえ大きなサドル型シートは背もたれのある椅子にどっかり腰掛けている感じで、とても居心地良く、手前にプルバックしたハンドルやフットボードタイプの広いステップによって上体が起きたリラックスした姿勢がキープできる。前後サスペンションもしっとりとしたソフトな乗り心地で、特にリヤ側のモノショックは荷物搭載やタンデム時の負荷を見越したロングストローク仕様になっていて吸収性がいい。リジッドに見えて実はリヤサスが内蔵されているソフテイルシリーズの真骨頂だろう。

走り派意外なほどスポーティ

ハンドリングも素晴らしい。試乗した4台の中でも最も軽快かつ自然に感じられ、その外見からは想像できないほど走りはスポーティだ。きっと前後16インチの小径で細めのタイヤを履いていることが効いている。また、キャスター角も比較的立ち気味でトレール量も140mmとクルーザーとしては短めなど、スポーティな車体ディメンションが与えられていることが分かる。車重も従来比で17㎏も軽量化されていることも大きい。


簡単に取り外し可能な新設計のスクリーンやロック付きハードケースに、前後ディスクブレーキにABS、さらにクルーズコントロールも標準装備するなど、安全で快適なバイク旅をサポートする装備の充実ぶりも嬉しい。走ることが楽しくなるスポーツツアラーである。

新設計1868cc空冷Vツインとなったミルウォーキーエイト114を左サイドが見る。ツインプラグ化されたコードやシーソーペダルを廃したシフト機構が新しい。

ディープフェンダーにスポークホイール、カバードタイプの正立フォークなど、まさにヘリテイジに相応しい外観が特徴。ブレーキは前後シングルディスクタイプだ。

迫力の3連タイプのヘッドライトはセンターにランニングライトを装備したLEDタイプに刷新された。

タンクトップに配置された昔ながらの大径メーターが嬉しい。よく見ると下層の液晶パネルに様々な情報がデジタル表示されている。左右のタンクキャップは左がダミー。

防水素材で作られたサドルバッグはキーでロックできるタイプ。フラップの開閉もワンタッチで扱いやすく容量も十分。左右合わせればかなりの荷物を積める。

ハーレーの伝統とも言えるストレートに伸びた右2本出しテーパードマフラーを装備。クロームメッキの輝きが美しい。

見るからにゆったり感のあるビッグサイズのサドル型シートの座り心地は満点。リヤシートはやや小ぶりでフラットな形状になった。

工具無しで簡単に脱着できるデタッチャブルウインドシールドも新設計となり、デザインもよりコンパクトでスポーティになった。

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