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難波治のデザインウォッチング 東京モーターショー編1 三菱 e-EVOLUTION CONCEPT


9月のIAAフランクフルト・モーターショーに続いて、プレスデー2日の午後、東京モーターショーの会場を難波 治さんと一緒に歩いて、各社が出展したコンセプトカーのデザインを見てみた。スバルの前デザイン部長の難波さんは、コンセプトカーをジーッと見つめたあと、ボイスレコーダーに向かってコメントを吹き込む。聞き手は、フランクフルト・モーターショーと同じく、MotorFan編集長のスズキが担当しました。

難波 治 筑波大学芸術学群生産デザイン専攻卒業後、スズキ自動車に入社。カロッツェリア・ミケッロッティでランニングプロトの研究、SEAT中央技術センターでVW世界戦略車としての小型の開発の手法研究プロジェクトにスズキ代表デザイナーとして参加。独立後、国内外の自動車メーカーのデザイン開発研究&コンサルタント業務を開始。2008年に富士重工業のデザイン部長に就任。13年にCED(Chief Executive Designer)就任。15年10月から首都大学東京トランスポーテーションデザイン准教授。

ーフランクフルト・モーターショーに続いて、東京モーターショーでも、「難波治のデザインウォッチング」をやってみましょう。あ、いまタイトル、考えました。難波さん、市販車のデザインについては、あまりコメントしませんが、コンセプトカーは言いたい放題でいいんですよね? 今回も、ぜひ「辛口」で行きましょう!




難波「とはいっても今回は東京モーターショーですからね。日本メーカーのコンセプトカーについてですから……甘口でいきましょうよ」




ーだめです! では、まず東4ホールから行きましょう。レクサスを眺めて……三菱へいきます。三菱 e-EVOLUTION CONCEPTです。

個人的には、この角度から見ると一番魅力的に見えます(スズキ)

これがもうすぐ日本でも発売になるエクリプスクロス。

真剣にコンセプトカーに見入る難波さん

難波「これはですね。いま三菱自動車が市販しているエクリプスクロス、ああいうものを、後方支援というかバックアップするコンセプトカーだと思っています。三菱自動車さんって、これから乗用車というよりSUV中心でやっていくんだろうと思います。これは、その意思表示をしたんじゃないかと思います。


だから、フロントエンドとかボディサイドとかリヤエンドとか、いま三菱がやろうと思っている造形の特徴はうまく使って、デザインしていると思いますね。


で、うーん……フロント、リヤのクオータービューで見たときのスタンスはとってもいいんですけど、サイドビューで見たときのボリュームバランスがなんていうかな、ややフロント側が勝ってリヤ側が弱い。それはあそこに飾ってある量産車(といってエクリプスクロスを指さす)もまったく同じで、フロント側は、大づかみでゆったりしているのですが、リヤがタイヤとかキャビンとかを横切るキャラクターがあったりして、ちょっと狭苦しい感じがします。そういう意味ではフロントとリヤのバランスがちょっと良くないですね。かなり優れたデザインだとは思うのですが、そういう感じがありますね。前に進む感じが、もうちょっと、出てくるともっと魅力的になる気がします」

前席はホワイト、後席はブラックになっている

「でも、たとえば、これ(といって室内を指さす)、フロントシートが黒でリヤシートが白いでしょ。だからたぶん、4座なんですが、そうはいっても、どっちかというと4人で乗ると言うよりも、ふたり乗り、前の座席を中心に考えてる。だから、デザインも前側重視で作られている感じがします。うーん、シャープでかっこいいんでしょうね。なかなか大変ですよね。“これぞ三菱だ”という記号性をもっていくのは。いまのところはフロントエンドの顔つきとボディサイドの深い彫り込み、このあたりが三菱デザインが印象づけたいところなんでしょうね。……でも、これだけの全幅があったら、ほとんどのクルマはかっこよく見えます」

ーというわけで、今度のお隣の日産自動車のブースへ行きましょう。

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