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ホンダF1、マクラーレンへのパワーユニット供給を終了、2018年シーズンからはトロ・ロッソへ


本田技研工業(ホンダ)は9月15日、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)において、2015年のシリーズ復帰以来継続してきたマクラーレンとのパートナーシップを2017年シーズン限りで終了。スクーデリアトロ・ロッソ(トロ・ロッソ)と2018年シーズンからのパワーユニット供給について合意したことを発表した。これにより来シーズンは、トロ・ロッソをワークスチームとした1チームへの供給体制となる。

ホンダにとって第4期目となる2015年からのF1参戦は、2000~2008年の第3期以上に低迷を続けており、マクラーレン・ホンダが獲得したコンストラクターズポイントは2015年シーズンが27ポイントで参戦10チーム中7位、2016年シーズンが76ポイントで参戦11チーム中6位。そして今2017年シーズンは、第13戦イタリアGPが終了した9月3日時点でわずか11ポイント、参戦10チーム中9位に留まっている。




ホンダの八郷隆弘社長は、マクラーレンとの提携解消について「今回、志半ばでマクラーレンと袂を分かつのは非常に残念ですが、お互いの将来に向けた最善の道として決断しました。これまでマクラーレン・ホンダを応援してくださったファンの皆さまをはじめ、2015年の復帰の準備段階から多くの苦楽を共にしてきたドライバーやチーム、関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。2017年シーズンはマクラーレンと共に最後まで戦い抜き、2018年以降もF1レース活動を継続してまいります」と述べ、今回の結果が甚だ不本意なものであり苦渋の決断だったことをにじませた。




トロ・ロッソへのパワーユニット供給については、「トロ・ロッソは、才能あるドライバーを数多く輩出してきた若さと勢いのあるチームで、彼らと共にチャレンジできることを、とても嬉しく思います。また、このパートナーシップの実現に向け、ご協力をいただいたリバティメディアとFIAに対して感謝を申し上げます。ファンの皆さまの期待に応えられるよう、トロ・ロッソと共にチーム一丸となって戦ってまいりますので、応援をよろしくお願いいたします」と、ファンに向けてメッセージを発信した。




マクラーレングループのエグゼクティブチェアマン兼執行委員会代表んもシェイク・モハメド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ氏は「ホンダは、マクラーレンと同じく勝利を目指してF1に取り組んでいます。我々のパートナーシップが当初望んでいた結果を生まなかったとしても、共に歩んできた輝かしい歴史や、F1での成功を目指してきた努力は意義あるものだと思います。しかしながら、今この時点では、別々にレースに情熱を注いでいくことがお互いにとってベストと考え、今回の結論に至りました」とコメント。




マクラーレン・テクノロジーグループのエグゼクティブディレクターであるザク・ブラウン氏は、「ホンダがF1にコミットし、力を注いできたことに疑いの余地はありません。残念ながら、今回のプロジェクトではマクラーレン、ホンダともに当初望んでいたような結果を得ることはできませんでした。そこにはさまざまな理由がありますが、決してホンダとマクラーレンのどちらか一方の努力が欠けていたわけではありません。ただ、今は、それぞれが別々の道を歩みだす時が来たのだと考えています。来年からはライバルとして、ホンダがF1に参戦し続け、いつの日か頂点に返り咲くことを期待しています」と、ホンダ製パワーユニットの性能および信頼性の不足が提携解消の原因となったことを示唆している。




トロ・ロッソのチーム代表、フランツ・トスト氏は「ホンダと共にレースができることを、チーム全員がとても楽しみにしています。ホンダの創業者、本田宗一郎さんが二輪車で初めてレースの世界に入って以来、レースは常に彼らの企業文化の中心です。そのホンダと我々が一丸となってチャレンジすれば、大きな成果につながるのは間違いありません。ホンダのF1活動には、初参戦した1964年から始まる長い歴史があり、エンジンサプライヤーとして5回のドライバーズタイトルと、6回のコンストラクターズタイトルを獲得しました。このホンダの伝統と実力をもってすれば、我々の未来は実りあるものになると確信しています」と期待をにじませた。




なお同日、ルノー・スポール・レーシングはトロ・ロッソへのパワーユニット供給を2017年シーズンで終了するとともに、2018年より2020年までマクラーレンとパートナーシップを結ぶことを発表。また、今シーズンはトロ・ロッソに所属しているドライバー、カルロス・サインツJr.が、2018年シーズンよりルノー・スポール・フォーミュラ・ワン・チームに移籍することを発表している。

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