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どうやったら綺麗に洗えるか。セルフ洗車場でも実現できる洗車の極意をプロに聞いてみた 前編


スタイルワゴンの人気企画「知っ得」からのセレクション


読者の方々からの様々な疑問を、その道のプロに回答してもらう、スタイルワゴンの人気企画「知っ得」。

今回はいま発売中のスタイルワゴン12月号(11/16売)に掲載されている内容を前後編2回に分けて特別にお届けします!今月号の記事は洗車ネタ。お答え頂いたのは、洗車のプロショップ、シンズの成塚さんです。


QUESTION

汚れがよく落ちるカーシャンプーや、ボディに傷が付かないスポンジなど、効果が出そうな専用アイテムを揃えて、洗車をしているのですが、イマイチしっくりきません。時間をかけて洗っても仕上がりに納得出来ないのです。どうすればキレイに洗えるのでしょうか。基本的な洗車のコツを教えてください。 (埼玉県・サイコロさん)


ANSWER

表面はもちろん隙間に入り込んだ水は徹底的に拭い去ることが大前提




洗うのは下から始めて、拭き取るのは上から行う

編集部(以下:編):同じパーツを付けていたとしても、クルマが綺麗な方が格好良く見える。洗車はドレスアップの基本中の基本ですね。

シンズ・成塚さん(以下:成塚):今やガソリンスタンドの洗車機は性能が上がって、昔のようなボディへのダメージは減りました。でも洗い残しがあるんです。

編:洗い残し?

成塚:細かい部分はどうしても満足には洗えません。リアスポイラーの後ろだったり、ホイールは汚れが残るケースが多いんです。

編:洗車機よりも手洗いコースですか?

成塚:それもどうかな。ていねいに作業してくれるガソリンスタンドはいっぱいありますが、経費節減のために、古いタオルを使いまわししているところが多いんです。洗車後のボディに目をやると、タオルから抜け落ちた繊維が付着しているのを頻繁に見かけますからね。

編:あのケバケバかぁ。たしかによく見ます。

成塚:だから、自分で洗うのを推奨します。手で直接ボディに触れれば、ヘコミや傷といった状況もよく分かる。これが1番のメリットです。

編:やっぱり自分で、なんですね。 

成塚:間違いなく愛着が湧いて、自然と普段から汚れないようにていねいに扱うようになります。自分で洗うから手間がかからないように気を配るんです。

編:なるほどですね。

成塚:バケツにカーシャンプー、それに汚れを落とすスポンジと拭き取り用のタオル。コレだけ用意すれば十分です。あとはスピーディに洗うだけ。

編:スピーディ……、ですか?

成塚:そうなんです。サイコロさんも時間をかけているみたいですが、あんまりゆっくり洗っていると水が乾いてしまう。これがボディの天敵なんです。

編:ええぇ。水が乾くと天敵になるんですか!?

成塚:はい。水道水にはカルキやカルシウムが入っていて、これらがシミの原因です。侮れませんよ。

編:そういうことかっ!

成塚:カルキやカルシウムが乾くと、なかなか取れないので水の状態で拭き取ってしまうのです。

編:水ならサッと拭き取れますね。

成塚:洗車後に雨が降ってきて、どうせ濡れるからと拭き取らない人を見かけますが、それもダメ。カルキたちが残るので1回は確実に拭き取りましょう。

編:それほど水道水は残しちゃいけないんですね。

成塚:洗車後は近所をひとっ走りして、隙間に入った水を吹き飛ばしてから、改めてタオルで拭き取ることを勧めるほどですから。とにかく水道水は徹底的にカットです。シミはボディをくすませます。

編:わかりました。

成塚:それと、洗車は下側からが基本です。ルーフを先に洗うと、シャンプーが落とした汚れがボディサイドに流れて、縦方向にまだらとなって筋のように残ってしまう。逆に拭き取りはルーフからが鉄則。太陽がよく当たるので乾きやすですからね。

編:絶対に乾かしません。拭き取ります。


隙間や際が綺麗になるとクルマはスッキリ若返る

成塚:注意点としてはクルマ用のシャンプーを使うこと。台所用の洗剤は汚れがよく落ちるのですが、塗装面への悪影響が心配です。クルマ用は塗装へのダメージも考慮していますから安心なんです。

編:横着せずにクルマ用を用意、ですね。

成塚:クルマはどうしてもホコリや泥を跳ね上げます。それがドアの隙間を伝って車内に入ってくる。だからドアの内側の、特に下の部分は汚い。ミニバンのスライドドアは大きいからなおさらです。外観だけでなくドアを開けて内側も綺麗にしましょう。

編:そうか、ドアの内側は見逃しがちですからね。

成塚:それとエンブレムやモール類の隙間や際が汚いと、とっても目立つじゃないですか。逆にそこが綺麗だとクルマがスッキリ若返ります。

編:なるほどね。

成塚:仕上げのワックスは本来、塗装との相性で決めるべき。でも実際には好みで選んで問題なしです。

編:大きく分けると固形と液体がありますが……。

成塚:固形タイプは手間はかかるけど光沢がいい。何よりも達成感があります。液体タイプは作業が楽なぶん、油断しがちだからムラになりやすい。

編:ふむふむ。

成塚:いずれにせよ女性が寝る前に化粧を落とすように、ワックスも取らないといけません。さすがに毎日ってわけではないですが、ワックスが劣化する前にとって塗り直すのが基本です。

編:水を拭き取ることと、ワックスの塗りっぱなしはダメ、何だか洗車の極意を掴みかけた気がします。


次回、後編は洗車のポイントを細かく紹介! お楽しみに!


取材協力ショップは洗車のプロショップ、シンズ



洗車のプロショップ、シンズの作業場はボディの状況を確実に確認するために、色々なライトが用意されている。メニューが豊富なので料金には差があるが、磨きとコーティングの目安は8万円〜。ボディカラーや使い方に合わせた日頃のメンテナンスもアドバイスしてくれる。シンズの成塚さん曰く、「自分で色々やってみて、どうしてもシミや小傷が目立って気になるようなら相談してください。でもあんまりダメージが酷くなると、料金も上がるから、早めのほうがお得ですよ」。とのこと。プロの洗車を味わってみたいなら、ぜひシンズへ!

SHOP SPECIFICATION

住所:埼玉県北本市石戸7-70

電話:048-593-4888

営業時間:10:00〜19:00

定休日:水曜日

URL:http://www.sinz.jp


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