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FUJITSUBO presents【マフラーの基礎知識・第5回】音量だけじゃない、マフラーが関係する法律は?(車体&環境編)



FUJITSUBO presents


【マフラーの基礎知識・第5回】音量だけじゃない、マフラーが関係する法律は?(車体&環境編)


ドレスアップ&チューニングの人気パーツであるマフラー。その魅力について、マフラーの第一人者であるFUJITUBOによる基礎講座を連載でお届けします。第5回は「音量だけじゃない、マフラーが関係する法律は?」。前回に続き、マフラーに関する規制についてチェックしていきます。



 前回、マフラーの騒音規制について説明しました。いくつかの年次により規制が変化し、複雑になってきていますが、それに対応した製品も発売されていて、安心してマフラー交換をすることができるようになっています。



 今回は、マフラーに関する法規制のうち、車体に関することと、環境に関することについて考えていきたいと思います。


 まず車体に関係する法令ですが、道路運送車両法の「第3章 道路運送車両の保安基準」の中にある細則のうち、第3条 最低地上高と第18条 車枠及び車体が該当します。いずれもクルマが車両自体、あるいは通行人に対して安全に走行するために定められているもので、それに適合することが保安基準では求められています。


 よく車検に関する話で最低地上高という言葉を耳にすると思いますが、これは地面と接地部分(主にタイヤなど)以外の部分のスキマのこと。ホイールベース(前輪と後輪の間)とオーバーハング(前輪から車両の前端、後輪から車両の後端)のそれぞれに基準があり、一般的には9cmという認識ではないでしょうか。しかし、ホイールベースやオーバーハングの長さによって異なるため、30系アルファード&ヴェルファイアなど、一部の車種は10cmとなります。マフラー交換やローダウンなどによって、マフラーのメインパイプやサイレンサーが最低地上高よりも低い位置にくることもあるので気にしておきたい部分です。


 車枠及び車体に関する項目では、おおまかにいうと極端に突出したり、先端が尖っていないことが求められています。つまり、バンパーから大幅にはみ出していたり、テールエンドが鋭利なマフラーの場合、突起物とみなされる場合があるということです。


 では、環境基準という観点からマフラーの法規制を見てみましょう。これは保安基準にまつわる細則の中で、第31条 ばい煙、悪臭のあるガス、有毒なガス等の発散防止装置に触れられています。


 その中で、大前提として触媒の取り付けが義務づけられているほか、排気管についての基準が定められています。以前は開口方向について車両前後方向に対して30°を越えてはいけませんでしたが、昨年、排気管の開口方向に関わる基準が廃止され、例えば、突起物と見なされなければサイド出しマフラーも認められるようになりました。これは、近年、環境基準を満たした車両が増え、排気ガスがクリーンになってきたことが要因のひとつです。しかし、排気ガスがクルマに乗っている人や通行人、他の交通の危害になる場合は、その限りではありません。


 ちなみに、前回の騒音に関する規制を含め、保安基準に適合しないクルマを公道で運転したり、そのクルマの改造をした人には、一定期間車両の使用禁止/6カ月以下の懲役刑/30万円以下の罰金刑などの罰則があります。逆にいえば、保安基準に適合しているクルマであれば、大手を振って道路を走行できるということ。マフラーを装着しているクルマは、すべてが違法改造車というわけではありません。保安基準に適合したマフラーを装着して、気持ちいいドライブを楽しんでください。




最低地上高は、写真のホイールベースと前後のオーバーハングのそれぞれで測定されます。ローダウン車や社外マフラーに交換する際は注意しておきたい部分です。




一般的に全車9cmだと思われている最低地上高ですが、ホイールベースとオーバーハングの長さによって異なります。例えば、30系アルファード&ヴェルファイアのホイールベースはカタログ値で300cm。なので最低地上高は10cmとなるのです。




マフラーの出口は、車両の前後方向に対して30°と定められていましたが、規制緩和により開口の向きについては不問に。本国仕様のベンツGクラスもそのままでOKになりました。




排気を浄化する触媒は、取り除いてはいけないと保安基準で定められています。FUJITSUBOでは、クリーンかつ性能アップを目指せるスポーツキャタライザーも用意されています。


RECOMMEND ITEM


スポーツキャタライザー


排ガスをクリーンにしつつパワーアップも実現



フロントパイプからマフラーまで、エグゾーストシステムをトータルでラインアップするFUJITSUBOから発売されている「スポーツキャタライザー」。排ガスの浄化と排気効率アップを両立するパーツで、全回転域で大幅なパワー&トルクアップを実現することができます(BP5レガシィで純正比パワー47.3ps、トルク59.8Nmアップ)。また、車種によっては純正より排ガスがクリーンになるので環境に優しい設計になっているのもうれしいポイント。第三者機関の排ガス試験成績表が付属しているので、車検も安心です。


DATA

■対応車種:Z33フェアレディZ、GDB/GRBインプレッサWRX、BH5/BP5レガシィツーリングワゴン、BL5レガシィB4

■価格:13万7000円〜23万8000円



(ドレナビ)



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