洗車シャンプーは洗い方の目的別に選ぶ
製品に含まれる成分にこだわるのも◎
洗車のすべて! 【第5弾】／たくさんあるシャンプーをどう選ぶか
そのコツをメーカーに直接聞いてみた!!
一言でシャンプーを選ぶと言っても、実際のところは何も気にせず量販店で売っているものを何気なく選んでいる場合が多いはず。今回、どのようにシャンプーを選べば良いのか。その秘訣を直接メーカーに聞いてみました！
選ぶ際はその「洗う」目的を絞る。
クルマを洗車するための洗車シャンプーを、皆さんは普段どのように選んでいるだろうか？
量販店やネット通販などでパッケージを見て選んだりしている場合が一般的に多いかと思う。
そこで今回、洗車系アイテムメーカーとして創立１００周年を誇るプロスタッフへ、どのように洗車シャンプーを選んだら良いのかを直接伺ってみた。
「洗車シャンプーというものは、大きく分けて３つのカテゴリーに分かれます」
「いわゆる一般的に使われるシャンプーが中性タイプ」
「水アカや油汚れなど中性タイプでは落としきれないものに対しては汚れ落としタイプ」
「シャンプー洗車での作業とともに艶出しや撥水を同時に行えるのがコーティングタイプ」
この３つに分かれます。
と話すプロスタッフ研究・法務部の鈴木さん。
その３つからどのようにシャンプーを選べば良いのか。そのコツや注視するポイント、見極め方とは。
「まず、しっかりと自分がどう洗いたいか、その目的を決めてからシャンプーを選ぶのが良いと思います」
「中性シャンプーであれば、シャンプー成分が汚れに浸透するように泡の立ち方や持続性を重視」
「汚れ落としシャンプーであればどんな汚れを落としたいのか、洗車作業の時短を狙っていくのならコーティングタイプを選ぶ」
「そのポイントをしっかり定めることがシャンプーをうまく使いこなし、洗車を楽しくするコツです」。
含まれる成分、これで選んでも面白い!
次に、普段のシャンプー選びでは気にしないディープな部分や注目したいポイントも伺ってみた。
「まず、すべてのタイプのシャンプーに言えることですが、含有している成分に注目してみて欲しいですね」
「中性タイプならば泡立ちや持続性に関するものは界面活性剤、汚れ落としタイプであれば溶剤成分の有無や酸性・アルカリ性、コーティングタイプであればポリマー・シリコーンといったコーティング成分など」
「それぞれに役割があって、そこを重視して選んでみても良いと思います。実際、当社へのお問い合わせの中にもかなりマニアックな内容で質問される方もいらっしゃいます」
「また、コンパウンド入りのシャンプーについて、ネガティブなお問い合わせも頂くこともあるのですが、塗装表面は経年劣化によりくすんでいくもので、いくら綺麗に洗車してもこれは避けられない」
「この表面を多少コンパウンド入りシャンプーで処理することで、本来の塗装面の色艶を出していくこともクルマを綺麗に保つコツでもあります。このことは是非シャンプーをお使いの方には、イメージを変える意味で知って欲しいですね」
大きく分けて３種類ある洗車シャンプー
量販店やネット通販などで探すと色々な種類がある洗車シャンプー。一言で「洗う」といっても、その目的別で大きく3つに分けて種類があるのだ。それぞれが得意としていること・その狙いを理解していくことで、さらに洗車を極めていくそのコツが見えてくるぞ。
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