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【改めておさらいしておくとカスタムはより楽しい!】ブレーキのカスタムをする前に、各部の種類や特徴を把握しとこ!


ブレーキ強化の種類を知る


BRAKE SYSTEM/ブレーキシステム


ブレーキ チューニング カスタム キャリパー パッド

クルマを停止させるための重要な部品がブレーキシステム。安全性に関わる重要な部品だが、そのブレーキ性能を強化するためのカスタム&チューニングってどんなメニューがあるか、ご存じですか?。ブレーキ強化の種類は色々。闇雲に強化すると前後バランスを崩したり、鳴きが気になることも。目的を見据えたトータルチューンが肝心だ。まずはブレーキシステムがどんなパーツ構成でできあがっているか、それをおさらいしましょう。


ブレーキパッド




パッドの種類は3タイプ。摩擦材の配合によりキャラクターは異なる。

ノンアス

ストリート向けのノンアスベスト(ノンアス)タイプ。ダストや鳴きが少ないモデルが多い。

セミメタル

メタル成分を配合。強力な制動力を発揮する反面、ローター攻撃性は高目。スポーツ走行向き。

カーボンメタル

カーボンを配合したレース用パッドもある。高い制動力や安定性を誇るが、非常に高価だ。


ブレーキローター


ブレーキの効きに大きな影響を及ぼすローター。サイズが大きいほど効きがよくなると考えていい。

プレーン

スタンダードなプレーンタイプ。内側にフィンを設けて冷却効率を高めたベンチレーテッド式が一般的だ。1枚モノはソリッドディスクという。

スリット

ディスクに入れたスリットでパッド表面をクリーンに保つほか、高熱に晒されてパッドから発生するガスを排出する。パッドの摩耗は早まる傾向。

ドリルド

ディスク表面に小さいピンホールを開けたドリルドローター。放熱性が高いぶん、クラックが入るリスクも高い。


1ピースと2ピース その違いはなんだ?

純正の多くは安価な鋳鉄ローターを採用する。対して2ピースローターは、取り付け面のベルハウジングに軽量なジュラルミン材などを採用しており、バネ下重量を低減できる。また別体型のフローティング構造となっているため、熱による歪みも出にくい。見た目がカッコよくなるのもうれしい。


ローターを大径化するとどんなメリットがある?

ビッグローター化のメリットは色々ある。まず外周部分を挟み込むため少ない力で止められる。これはビール瓶を回転させて、太い方と注ぎ口を持って止めるのとでは、どっちがラクかを想像してもらえれば分かりやすい。またローターの質量が増えるため熱容量が大きくなり、フェードしにくくなる。さらに表面積が増えて放熱性が高まるのもメリットだ。ただしホイールサイズによっては干渉のリスクもあるので要注意。


キャリパー


パッドをローターに押し付ける役割を担う。純正は片押しが主流だが、対向キャリパーにすれば制動力の底上げが図れる。

純正流用

車格が上の容量が大きい純正キャリパーやローターを流用するためのキットもある。キットには移植に必要になるブラケットなども同梱される。

対向キャリパー

両側からパッドを挟み込む対向キャリパー。片押しと比べて均一に押し付けられるためパッドが片減りしにくい。内部のピストン数もさまざまだ。

モノブロック

対向キャリパーには2ピースの組立て式と1ピースのモノブロックがある。レースの世界で主流のモノブロックは剛性や軽さの面で有利だ。


ビッグキャリパー化はホイールの干渉に要注意

インチアップすると、小振りな純正ブレーキが目立ちがち。ビッグキャリパー化したい所だが、ホイールの内側や足まわりと干渉するケースもあるので注意しよう。メーカーによっては、干渉の有無を調べるための型紙を、ネット上で公開していることもあるぞ。


アルミ鍛造品ならバネ下重量も軽減!?

鍛造キャリパーや2ピースローターは軽さも意識した設計のため、純正ブレーキと比べて重量ダウンになるケースもある。ブレーキフィールの向上はもちろん、軽快な走り出しが実感できるのだ。ただ、インチアップをしたことで、相殺されてしまうこともある。


スタイルワゴン2020年5月号より



[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]



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