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日本にはないドイツの路上駐車のルール「Parkscheibe(パークシャイベ)」!アナログながら効果的なその仕組みとは?


ドイツ現地レポでは度々話題となっている「都市部の路上駐車」。筆者が住んでいる首都ベルリンでも、都市中心部の駐車場所不足は深刻で、駐車場所を探してぐるぐる走り回るのはいつもの日課になっています。それでも現地の人たちに言わせれば「ベルリンの状況は、他のドイツの大都市に比べればまだ多い方」とのことなのですが…。


都市部で路上駐車する場合は、日本と同じく、単に「無制限で駐車可能な場所」というのはほぼ存在しません。多くの場合はパーキングチケットを購入して指定場所に駐車するか、Parkscheibe(パークシャイベ)と呼ばれる標識を使用して駐車することになります。


パークシャイベ。日本ではあまり馴染みのないモノだと思いますが、今回はこのパークシャイベについてじっくり紹介していきたいと思います!


パークシャイベとは?


日本にはないドイツの路上駐車のルール「Parkscheibe(パークシャイベ)」


▲これがParkscheibe(パークシャイベ)と呼ばれる標識

ドイツの都市部では、道路沿いに多くの商店が立ち並んでいるエリアがあります。郊外の大型ショッピングモールでは専用の駐車場を備えている場合も多いですが、都市部の小さな商店となると個別の駐車場所を用意するのはなかなか難しいため、目の前の道路を「無料の駐車場所」として利用することになります。


その際に問題となるのが、商店の目の前の道路を「通勤や仕事で使う人に長時間駐車されてしまう」ことです。パーキングチケットのエリアにしてしまえば、仕事などで1日中駐車する人は減りますが、有料化に伴って買い物客まで減ってしまう恐れもあります。


そんな場合に威力を発揮するのが、このパークシャイベ。何をするものかというと「駐車を開始した時間を表示する」ための、歴とした標識のひとつです。


Parkscheibeを直訳すると「駐車円盤」「駐車ディスク」という意味になります。中心部分が回転するようになっており、クルマを駐車した時間に合わせて、ダッシュボードの上に掲示して使用します。道路標識に表示された時間内は無料で停められますが、その時間を過ぎた場合は、クルマを移動させなければいけません。パークシャイベの表示時間だけを回して、クルマをその場に駐車し続けるのは、もちろん違反行為になります。


日本にはないドイツの路上駐車のルール「Parkscheibe(パークシャイベ)」


▲「パークシャイベ掲示で2時間駐車可能」を示す標識

日本にはないドイツの路上駐車のルール「Parkscheibe(パークシャイベ)」


▲「パークシャイベ掲示で2時間駐車可能」を示す補助標識

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