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独ダイムラー、車両データを活用した新しいサービス利用を可能に


独自動車大手のダイムラーは14日、車両データを活用した新しいサービスの利用を可能にする自動車機能の拡張(ExtendedVehicle)について発表した。顧客が自身の車両データにアクセスできる権利を修理工場などの第三者に付与したり、再びアクセス権の付与を取り消したりできる。



ダイムラーでは自動車機能の拡張(ExtendedVehicle)のテーマとして、「遠隔診断サポート(RDS)」、「メルセデスベンツ・データ」、「ニュートラル・サーバー経由のデータ」を3本の柱としている。


遠隔診断サポートは2018年12月から開始した。故障コードを公開するもので、顧客が修理事業者などの第三者に当該データへのアクセスを許可する必要がある。メルセデスベンツのデジタルサービスポータル「メルセデスミー」や「メルセデスプロ」などでアクセス権を付与することができる。顧客は何の目的のために誰にアクセス権を付与したかを把握することができ、データ利用の透明性を確保することができる。


メルセデスベンツ・データも2018年12月から開始した。車両データをベースとしたサービスを提供する第三者にデータを提供するもので、当初は、


◇走行距離(利用ベースの自動車保険)

◇燃料の残量◇ドアや窓の開閉状況

◇ドアの施錠状況およびコンパス機能による車両の方向確認

◇電気自動車の充電残量と航続距離


の5分野でデータの提供を開始し、今後、アクセスできるデータを広げていく。当該分野においても、顧客によるアクセス権の付与が必要となる。その際、第三者は車両に直接、アクセスすることはできず、ダイムラーが運営するバックエンドサーバーを介して車両データにアクセスする。これにより、データセキュリティや車両・交通の安全性を確保している。


ニュートラル・サーバーは、独立した事業者が運営する。ダイムラーはバックエンドサーバーから顧客の車両データを、ニュートラル・サーバーを経由して第三者のサービス事業者に提供する仕組み。ニュートラル・サーバーは、データを経由するのみでデータの保存や加工は行わない。ダイムラーのデジタルサービス子会社がニュートラル・サーバーの運営者とデータ保護規定の準拠などを含む契約を交わし、ダイムラーや子会社はニュートラル・サーバーを介してデータを取得する第三者のサービス事業者やその事業モデルは分からない仕組みとなっている。


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