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ユーミンの「中央フリーウェイ」の歌詞に登場する「調布基地」今昔物語


松任谷由実さん(以下、ユーミン)の楽曲が、Amazon Primeをはじめとする「サブスクリプション(聴き放題)サービス」での配信が解禁になった。筆者もカセットテープへダビングしていた頃を思い出しながら、最近ちょいちょいと聴いている。数多くの有名な曲のなかに「中央フリーウェイ」がある。この曲を聴きながら子供の頃の想い出がフラッシュバックしたので、少しお付き合いいただければと思う。


ユーミンの「中央フリーウェイ」の歌詞に登場する「調布基地」今昔物語


40数年前まで、中央高速は首都高とつながっていなかった


ユーミンの「中央フリーウェイ」の歌詞に登場する「調布基地」今昔物語


▲筆者(右)と弟(左)。背景のフェンスが調布飛行場のものだ

中央フリーウェイ(中央高速)は、今でこそ首都高速4号新宿線とつながっていて、都内からからそのまま八王子方向に行ける。現在のように、首都高速4号線の高井戸ICと中央高速の調布ICが開通したのは1976年のことだ。それまでは、高井戸ICのある環八から調布ICまでは国道20号線(甲州街道)を通らねばならず、高井戸~調布間の甲州街道はいつも渋滞していた。当時は真っ黒い排気ガスを吐き出すクルマばかりで、周辺住民の多くが辟易していた。かくいう筆者も、調布ICのすぐ近くの小学校に通学しており、夏場は慢性的な光化学スモッグ警報が街中のスピーカーから流されていたのを聞かされていた(警報が出ても、外で遊び続けて吐き気でぐったりしたこともあった)。


住民の反対運動で完成から開通にも時間がかかったらしい


高井戸~調布間は、実は完成から開通までかなりタイムラグがあったようだ。聞くところによると、「とあるエリア」の意識高い系の住民の皆さんが騒音を争点とした反対運動をしたために、開通が遅れたようだ。そのため、「とあるエリア」の場所にトンネル(シェルター)があるのは、その住民たちの主張のために高速道路をシェルターで覆い、騒音の軽減を図った、というものらしい。


中央フリーウェイの歌詞が「調布」から始まる理由


話を戻そう。「中央フリーウェイ」が収録されたアルバム「14番目の月」のリリースも1976年だったことから、ユーミンがこの楽曲を作る頃には、高井戸~調布間は開通していなかった。歌詞の冒頭が新宿でも高井戸でもなく、調布から始まっていることが、時代考証に照らしても無理からぬこととわかる。


調布「基地」とは?


そして、「中央フリーウェイ」の歌詞のなかにある「♪調布基地を追い越し〜♪」とはなにか?


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