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住んでわかったドイツの運転マナー。ドイツ人から学ぶ、日本人にも有効なドイツ流「あおり運転」対策とは?


ドイツに引っ越すまで、筆者は度々出張でドイツ各地を訪れていた。旅のお供は、贅沢にも会社が予約してくれた最新のアウディA4や、VWパサートのようなDセグメントのレンタカーだ。


交通マナーは日本よりもよいと思っていたドイツ出張時代



▲フランクフルト空港でピックアップしたフォルクスワーゲン・パサート

レンタカーの常で、最小排気量のディーゼルモデルで、メーター読み時速200キロ出るか出ないかのパフォーマンスだが、アウトバーンの無制限速度区間でミサイルのように後ろから迫ってくる大排気量モデルやスポーツカーを除いて、運転に特段気を使うこともなく、ドイツは比較的交通マナーのよい国だと思っていた。


コンパクトカーに乗って分かった、ドイツの自動車ヒエラルキー


ところがどうだろう。ドイツに引っ越してからしばらくの間、Aセグメントのコンパクトカーに続けて乗ることになったのだが、手のひらを返したように周りのクルマの運転マナーが悪くなった。


具体的にいうと、脇道から合流するクルマが減速せず目の前に突っ込んできたり、車間距離を詰めて煽られたり、黄信号(ドイツでは赤信号から青信号に変わる際、黄信号がでる)で動き出さないとクラクションを鳴らされるという事象である。


一番危険な脇道からの合流



▲典型的な脇道からの合流ポイント。脇道からの合流車は路上駐車のクルマに視界をさえぎられている

ドイツの路上で常に危険を一番感じるのは、脇道から合流してくるクルマである。脇道側に一旦停止線がない限り、ほとんどのドライバーは減速せずスピードを殺さないまま突っ込んでくるのだ。脇道からのドライバーは、合流する側の流れが見えた一瞬で、そのまま合流できるかブレーキをかけて待つべきか判断するので、近づいてくる相手が遅そうなコンパクトカーであったり、価値の無さそうなボロ車だと、十分に合流できると思い、突っ込んでくるのである。


私の知る某ドイツメーカーの熟練テストドライバーですら、公道でテスト車両を運転中に、上記の判断を誤って優先車線を走るクルマの側面に突っ込む事故を起こしているほどだ。


読者の皆さんで、今後ドイツを走る機会がある方は脇道からの合流のクルマには十分注意していただきたい。


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