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オホーツク海沿岸を走る「流氷物語号」。車窓から流氷が見える


2月4日に紋別市、2月9日に網走市の沖合に流氷が確認できました。いよいよ流氷観光のシーズン到来です。この時期、オホーツク海沿岸には、流氷をながめることができる観光列車が走っています。その名も「流氷物語号」。3月1日まで、網走駅から知床斜里駅までのオホーツク海沿岸を毎日走っています。


網走駅-知床斜里駅を、流氷を見ながらオホーツク海沿いを走る

流氷物語号は、2016年まで同じ路線を走っていた流氷ノロッコ号の後継として誕生した列車で、JR釧網本線の網走駅と知床斜里駅を結ぶ、この時期だけの観光列車です。オホーツク海のすぐそばを走るので、車窓から流氷で埋めつくされた海をのんびりながめることができます。片道約1時間、1日2往復。3月1日(日)まで毎日運行します。

以前のノロッコ号のようにダルマストーブはなく、レトロなスタイルではありませんが、車体のラッピングや車内の内装は白やブルーを基調に、オホーツクの青空や流氷がイメージされています。


途中駅で停車。展望台で流氷を見る。道の駅でショッピングも

1号は網走駅を9:45に発車し、知床斜里駅に10:40に到着します。途中、北浜駅で停車します。北浜駅は日本で一番オホーツク海に近い駅です。無人駅ですが10分間停車するので、駅舎の隣にある展望台にのぼって、広大なオホーツク海の流氷や晴天時には知床連山をながめることができます。

終点の知床斜里駅からは2号になり、11:30に発車。今度は途中の浜小清水(はまこしみず)駅に20分間停車します。浜小清水駅には道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」が併設されているので、地元のジャガイモやサケを使ったお土産品を買ったり、軽食を食べたりすることができます。そして、終点の網走駅には12:30の到着です。

同じように、網走駅12:45発の3号は北浜駅で停車した後、知床斜里駅に13:35に着きます。知床斜里駅で4号になり13:48発。浜小清水駅で停車して、終点網走駅に14:46に到着します。


2両編成・全席自由席。車体はオホーツクブルーと白の2色

流氷物語号は青い車体と白い車体の2両編成。全席自由席です。

青い車体の青は「オホーツクブルー」。澄み渡った青空、オホーツク海の青、流氷の青、北方民族衣装の青など、オホーツク地帯を象徴するエリアカラーとして定められたブルーです。車体の片側には知床連山、もう片方にはエゾスカシユリが白で描かれています。

白い車体の白は、流氷をイメージしたものです。車体の片側には流氷が、もう片方にはクリオネのイラストが配置されています。どちらのイラストもオホーツクブルーの青で描かれていて、車両全体が青と白で統一されています。

座席のヘッドカバーはクリオネが描かれている特製品。列車の外も内も流氷を感じられる、オホーツク地域ならではの観光列車です。


オリジナル限定グッズを販売。「1日2食限定」のお楽しみ弁当も!!

流氷物語号では乗車の記念に、さまざまなグッズが販売されています。

乗車記念証、ステッカー、キーホルダー、ポストカード、写真集などはよくあるグッズですが、おもしろいものでは「きっぷ風 長天(ながてん)」があります。長天とは網走市のご当地食材で長方形の揚げかまぼこです。それを切符に見立てて「網走駅」と焼印が押され、真空パックになっているお土産。地元の有名店のものでおいしいと評判です。

また、1日2食限定のお楽しみ弁当というものもあります。知床斜里駅からの4号限定で販売され、1500円。希望者が多いときは抽選となるそうです。はたしてその中身は…。気になるところですね。

〈参考:JR北海道「流氷物語号」〉

〈参考:JR北海道「流氷観光期間に“流氷物語号”を運転します」〉

〈参考:北海道ラボ「流氷のオホーツク海がすぐそば! 観光列車“流氷物語号”の魅力」〉

日本の南西部ではもう、梅をはじめとした花が咲き、花粉症の季節となりましたが、北海道のオホーツク海側ではまさに流氷のオンシーズンです。今年は流氷の接岸も上々。観光列車である流氷物語号をはじめ、網走流氷観光砕氷船 「おーろら号」や「ガリンコ号Ⅱ」も運航を開始しています。今年の冬は観光列車に乗ってオホーツク海の流氷を見てみませんか。

停車中に車体の雪をはらう

停車中に車体の雪をはらう

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