熱戦を繰り広げている、令和最初の「甲子園」、第101回全国高校野球選手権大会。甲子園が終わると、高校野球ファンの方にとっては、今年の夏が終わってしまうような気持ちなることと想像します。
1955年の8月18日、大阪府の豊中球場で第1回全国中等学校優勝野球大会が行われたことに由来し「高校野球記念日」が制定されました。この大会の第10回から会場が甲子園球場となり、1948年からは全国高校野球選手権大会となったそうです。
さて、日本の夏の代名詞と言っても過言ではない甲子園ですが、日本には野球以外の甲子園もあることをご存じですか?今回は数ある甲子園の中から2つの甲子園をピックアップしてご紹介いたします。


宇都宮文星女子高等学校の優勝!「第28回まんが甲子園」

今年で第28回を迎えた「まんが甲子園」。1992年に始まり毎年約300校が参加する大きなこの大会は、日本の現代まんがの創始者のひとりと言われる「フクちゃん」の作者・横山隆一氏や、日本の現代の子供が見て育つと言っても過言ではない人気アニメ「アンパンマン」の作者・やなせたかし氏を産んだ高知県で開催されます。まんが甲子園は、1校につき1チーム参加可能で、チーム構成は生徒3〜5名まで。出されたテーマに沿ってB4サイズ1枚の原稿をチームで作成し、予選を勝ち抜いた33校(うち国外3校を含む)が高知県での本選大会に出場できます。本選ではその会場で発表されるテーマに沿って、5時間半以内に作品を描きます。本選1日目で15チームに絞られ、宿泊施設で再び作品を描き敗者復活を叶えたチームと合わせて20チームで、2日目に決勝審査に挑みます。最優秀校に選ばれたチームは、その年の全国1位という名誉だけでなく、クラブ活動の助成金や画材などの副賞も受けられるのだそうです。また、審査員のプロの漫画家に作品を見てもらえる上に、出版社によるスカウト制度も導入され、漫画家デビューへのチャンスもあるのだそう。
本年2019年は予選に270作品が寄せられました。その頂点に立ったのは、栃木県の宇都宮文星女子高等学校。今年の予選でのテーマは「自動運転」または「スーパーボランティア」、決勝戦テーマは「元年」でした。全ての作品が下記リンクのまんが甲子園のホームページでご覧になれます!
◆まんが甲子園


決戦は11月!「Ikenobo花の甲子園〜今、咲かせよう君の花」地区大会開催中

全国の高等学校で池坊いけばなを学ぶ生徒3名でチームを作り、1校につき1チームの出場ができる「Ikenobo花の甲子園」は今年で11回目を迎えます。2019年の予選出場校は全国147校で、今月8月1日に行われた京都での地区予選を皮切りに9月28日までの日程で全国15会場にて予選が行われます。地区予選で優勝した15校が、池坊いけばなの発祥である京都での全国大会に出場できます。いけこみ時間は30分、地区大会では3種類の生け花で合計3作品を、本選では1人10分のリレー形式で3人で1作品を、課題に沿って制限時間内で作り上げます。完成した作品を審査するだけでなく、その作品に込められた思いを3分間でプレゼンテーションすることも課されており、その表現方法は自由で、衣装を着たり、パネルを使ったりとそれぞれのチームで工夫を凝らしているそうです。
2019年の地区大会では「私たちの未来」、本選では「私たちの故郷(ふるさと)」がテーマ。また、地区大会では観客の投票で上位5名に「個人賞」が与えられ、その中で最優秀賞を受賞した生徒は、翌年2020年に京都・池坊会館で行われる「家元研修講座」に招待されます。この研修は家元直轄の教授から直々に学べるのだそうです。また、この大会は全ての会場で無料で観覧できます。高校生が真剣に懸命に花と向き合う姿を応援しましょう。詳細は下記ホームページにてご確認ください。
◆Ikenobo花の甲子園

ほかにも、それぞれの「甲子園」で、高校生たちが熱い汗を流しています。興味のある方は、HP等で検索して、のぞいてみてください。過去の自分と向き合ったり、新たに情熱を注げる対象を見つけたり、とさまざまな出会いが待っているかもしれません。