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寒さのせいだけではない!?冬の「コート肩こり」に要注意


寒い日が続くこの季節、会社に着いた時、家に帰った時、ふと気づくと肩がガチガチにこり固まっている……。そんな症状に日々悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

冬は寒さによって血行が滞り、肩もこりやすくなりますが、じつは「重いコート」も肩こりを悪化させる原因のひとつになっているんです。

そこで今回は、冬ならではの肩こりの原因を探りながら、日常生活で実践できる肩こり対策について紹介しましょう。思いあたる人はぜひ試してみてくださいね。


意外な盲点!冬の肩こりの原因のひとつ「重いコート」

ジャケットなどの上着を着ると、その重さはすべて「肩」にかかってきます。とくに厚手で丈の長いコートはジャケットより重量がありますから、肩にかかる負担は想像以上。

コートの重さで肩が引き下げられ、首まわりの筋肉が常に下へ伸ばされている状態になるため、筋肉にテンションがかかってこりが生じやすくなるのです。

実際に整体師の方に話を聞くと、重いコートによる肩こりはよく見られる症状で、筋力の弱い女性だけでなく、若い男性にも多く見られるそうです。コートの重さだけで肩がこってしまうなんて、ちょっと意外ですよね。

とくに、冬は寒さで血管が収縮し、筋肉の血行や老廃物の流れも滞りがち。さらに「寒さから猫背になる」「寒くて運動がおっくう」といった冬の生活習慣も、肩こりを引き起こす原因になります。そもそも肩が凝りやすい状態の上に、重いコートを着たりすれば、肩にかかる負担がますます大きくなって、肩こりを悪化させることになってしまうのです。


コートを着る前にオススメ!肩こりを和らげる簡単ストレッチ

このような肩こりの場合、ストレッチなどで早めに凝りをほぐすことが悪化させないポイント。まずはコートを着る前に実践したい、簡単なストレッチを3つご紹介しましょう。コートを着たままでも簡単にできますので、外出先でこりを感じた時にもオススメですよ。

【こりをほぐす簡単ストレッチ・1】

1・肩をすぼめるようにしてグーっと両肩を上に持ち上げ、そのまま3秒キープします。

2・そのまま脱力しながら(息を吐きながら)肩を下ろします。

3・これを数回繰り返します。

【こりをほぐす簡単ストレッチ・2】

1・左の鎖骨のあたりに右手を置いて、少し下に押し下げます。

2・同じタイミングで、右側に首をゆっくりと倒し、首筋を気持ちがいい程度に伸ばします。

3・逆側も同じようにします。

【こりをほぐす簡単ストレッチ・3】

1・肩を上に持ち上げながら、鎖骨を前に動かすようにゆっくりと数回まわします。

2・後ろ向きにも数回まわします。


日常生活での姿勢や習慣を見直すことも重要

肩こりにならないためには、日常の姿勢や習慣を見直すことも重要です。

普段の生活の中で、以下の点をちょっと意識してみてください。

【正しい姿勢をしているか】

左右どちらかに重心をかける姿勢が多くないか、猫背や首が前に突き出るような姿勢になっていないか、鏡を見て自分の姿勢をチェックしてみましょう。

【同じ姿勢を長く続けていないか】

デスクワークやパソコン操作で長時間座っていることが多い人は、1~2時間に1回は立ち上がって全身をほぐす(血流を促進)ようにしましょう。また、首に負担のかかる前かがみの姿勢で、スマホを長時間見続けるのもNGです。

【運動不足を解消する】

適度な運動やストレッチなどで全身の血流を促進し、肩のこりにくい体質づくりを心がけましょう。

【ストレスをためない】

人間はストレスを感じると、身体の一部に力が入ってしまうことがあります。ストレスを解消するのはなかなか難しいですが、まずは自分の体の中で、変に力が入っている場所はないかを意識してみましょう。こうして「自分自身の体の○○部分がストレスを感じている」と自覚することも、ストレス解消方法のひとつとなります。

── 重いコートが肩こりの原因のひとつとはいえ、真冬の外出にはやはりコートが欠かせませんよね。だからこそ、日々のストレッチや生活習慣の見直しなどを積極的に実践して、肩こり対策も万全にしたいものです。可能であれば、ダウンなど軽めのコートに替えてみるのもいいでしょう。

また、単に肩こりといっても意外な病気が隠れていることもあります。あまりにも症状がつらい場合は、一度、整形外科などの医療機関を受診することをおすすめします。

参考・公益財団法人長寿科学振興財団、健康長寿ネットより

スマホを使用する際の姿勢にも要注意

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