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ハピスノ伝道師INTERVIEW vol.2 八代英輝さん「子供のためだけじゃないファミリースキー」


現在、TBSのお昼の情報番組「ひるおび!」に出演中の八代英樹さん。じつは指導員の資格を持っているってご存知ですか? 裁判官として北海道に赴任してからスキーにハマったそう。そんな八代さんに、ファミリースキーを楽しく続けるコツについてアドバイスをいただきました。1歳でゲレンデデビューしたという息子さんは現在、高校生。家族の時間を大切に過ごしてきたからこそ実感できる成長についても伺いました。


子供の頃からの「習い事好き」が功を奏し、スキーの腕がメキメキと上達

編集部:意外なのですが、スキーは随分と大人になってから始めたそうですね?

八代さん:そうなんです。「滑りもの」は受験生にとって禁物ですからね。司法試験に合格するまでは一度もやったことがありませんでした。そもそも、わざわざ寒い場所に大荷物で行き、同じところを登ったり降りたりする意味がわからなかった(笑) でも、やってみたら楽しいじゃないですか! 人間が生身の体であんなにスピードを出し、自然と一体になれるスポーツって他にはない。裁判官として2年半、北海道(札幌)赴任していた間は、毎日10分でも滑りたくて、スーツの上にウェアを着て滑っていたくらいハマりました。リフトが止まっても、夜の10時半くらいまではライトがついていたので、自力で上まで登っていましたね。「意味がわからない」と言っていた人間とは思えません(笑)

編集部:札幌赴任中にスキー検定1級を取得し、その後、指導員の資格まで取られたそうですね! 短期間での達成は、やはり持ち前の集中力によるものでしょうか?

八代さん:北海道では冬にできる運動がスキーくらいしかなかったこともあり、シーズンパスを買いました。まず最初にスクールに入り、基礎から丁寧に教わったのもよかったですね。昔からけっこう「習い事好き」で、野球、アイススケート、水泳、空手、そろばん、フルート、そして現在はジャズピアノなど、あらゆる習い事を経験してきました。やはり最初にその道のプロから習うというのは、自分特有の変なクセがつかずに最短で上達する近道だと思いますよ。

昨年実施の雪上ファミリーイベントにて前走を務めた @舞子スノーリゾート

昨年実施の雪上ファミリーイベントにて前走を務めた @舞子スノーリゾート


ゲレンデは普段の生活では学べないことが自然と身につく最高の場所

編集部:息子さんが幼い頃から家族でスキーを楽しまれていますが、ファミリースキーの意義はどのようなところにあると思いますか?

八代さん:まず何と言っても冬の大自然を体感し、その心地よさを家族で共有できることです。そして、その環境の中で、どんな服装でいれば快適なのか、どのようにウェアやブーツをフィッティングしたら滑りやすいのかなど、体験的に身につけることができます。さらに、何よりも安全に対する意識を子供の頃から高めることに大きな意義がありますね。ゲレンデでは大勢の人たちがスキーやスノーボードを楽しんでいるので、行動の取り方によっては非常に危険です。自分よりも小さな子供も来ていますし。そういうことを普段の都会生活ではなかなか体験的に教えることはできません。もちろんスキーはスポーツなので、ルールをしっかり守りさえすればとても安全です。

編集部:毎年、息子さんの成長を感じることと思いますが、この十数年間でどのような変化がありましたか?

八代さん:小さい頃は、親にくっついてくるだけでしたが、だんだん体力もつき、私たちが疲れて休んでいても「もう少し滑ってくる!」と少しずつ、ひとりで行動するようになりました。最近では、検定などのテストに興味を持つなど、上手くなりたいという気持ちが出てきたようです。そうそう、我が家では息子が幼い頃からリフトに乗る間は「しりとり」をするのが習慣でした。今でもリフトに乗ると自動的に始まります(笑) 小さい頃は、よくある普通のしりとりでしたが、息子がインターナショナルスクールに通っていることもあり、途中からは英語のしりとりに。やがて「7文字以上の英単語」などルールが高度化して、今では息子のレベルについていけないことも。英語で医学用語などを言われると、もう意味すらわからない。そんなところにも、成長を感じますね。

イベント集合写真では満面の笑顔を見せてくれました!

イベント集合写真では満面の笑顔を見せてくれました!


スキー場選びのポイントは、アクセスの良さと温泉。食事も大事!

編集部:八代さんが家族で出かける際、スキー場選びでこだわるポイントを教えてください!

八代さん:まずアクセス! 電車で無理なく行けるスキー場がいいですね。もちろん、ゲレンデの雪質もいいに越したことはありません。そして絶対に外せないのは温泉がいいところ。やっぱり思いきりスキーを楽しんで冷えた体には温泉が一番です。さらに欲を言えば、食事がおいしければ最高かな。最近は、昔と違ってゲレンデの食事も充実していますし、ビュッフェなどに工夫を凝らしているホテルも多くレベルが高くなったと思います。

編集部:今後、ファミリースキーに期待することなどはありますか?

八代さん:スキーがもっと普通の遊びになることでしょうか。インターナショナルスクールの親御さんと交流する機会が多いのですが、ヨーロッパでは社交ダンスと同じようにスキーは「たしなみ」として、子供の頃から当たり前に必須なんです。また、スキーは自転車と同様、一度体が覚えたら一生忘れない性質のものなので、ぜひ小さい頃から接して欲しいです。最近、スキー学校が減少気味とのことで残念。都会の子供たちが修学旅行等で体験できる機会をもっと増やして欲しいですね。また近年、検定や指導員資格を取るのは、学校の先生など仕事に役立つ人たちがメインですが、もっとチャレンジする人が増えたらいいなと思っています。

大会MCとして、イベント出場者の全員の滑りを逃すことなくレポート

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ファミリースキーは子供のためだけじゃない。非日常的な時間を夫婦水入らずで楽しむチャンスです!

編集部:最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

八代さん:ファミリースキーは、親が子供のためにがんばって行く、というものではないと思います。お父さんとお母さんも、子供に負けないくらい楽しみましょう。今はレンタル用品のクオリティがものすごく高くなっています。だから、準備が面倒というお母さんは、手ぶらで行っちゃえばいい。現地では子供をスクールに入れて、しばし子育てから解放され、夫婦でのんびりスキーを楽しむのもいいですよ。いまは子供の扱いに慣れたインストラクターが多く、安全面はもちろん飽きさせない工夫もしてくれるので安心して任せられます。ぜひ夫婦二人の時間も満喫してくださいね!

(聞き手:花摘麻理)

「夫婦水入らずの時間を楽しむ」のもファミリースキーの魅力と語る八代英輝さん

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