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風邪の季節がやってきます。その前に知っておきたい予防法


深まりゆく秋。徐々に冬へ移行する季節の変わり目は、一日の寒暖差が10度以上になったり、空気が乾燥したり、様々な外的要因が重なってなにかと体調を崩しがちですね。そんな時季こそしっかり体調管理に努めたいものですが、風邪予防といっても最近はいろいろな方法があって、何から始めたらいいの……と悩みませんか? まずは自分の取り入れやすいものから始めて、つらい風邪を回避しましょう!


冬に風邪を引きやすくなる理由とは?

風邪(普通感冒)とインフルエンザは、ウイルスが鼻や喉から体内に侵入することで引き起こされます。

風邪 ➡ パラインフルエンザウイルス、RSウイルス、ライノウイルス、アデノウイルス、コロナウイルスなどの病原によって生じる。発症後の経過がゆるやかで発熱も軽度、くしゃみやのどの痛み、鼻水・鼻づまりなどの症状が特長。

インフルエンザ ➡ インフルエンザウイルス(A型、B型、C型/その年によって型が異なる)。11月~3月に流行し、毎年1000万人以上(約10人に1人)が感染。比較的急速に出現する悪寒、高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛などが特長。

私たちは無意識に、体に必要な酸素を鼻・のどから吸い込み、気管・気管支・肺に酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出しています。このとき、酸素の中にウイルスや細菌などの異物を感知すると口や鼻、のど内壁の粘液が繊毛運動で異物を外に排出しようとする防御システムが、人体には備わっています。

ところが、夏に比べて水分摂取量が減る冬は、どうしても喉や気管支の粘膜が乾燥しがちになり、体の防御機能が低下します。さらに寒さによって人の体温も下がるため、ウイルスや細菌へ対抗する免疫力が落ちることから、ウイルスに感染しやすい状態になってしまうのです。

乾燥狀態だと体内にウイルスが侵入しやすくなってしまいます

乾燥狀態だと体内にウイルスが侵入しやすくなってしまいます


風邪予防の方法をおさらいしよう

風邪予防には、以下のような体内にウイルスを侵入させない方法がよく知られていますね。

◎こまめな手洗い、うがい

◎休息(しっかりと睡眠をとる)

◎栄養のバランスのとれた食事をする

◎マスクの著用

◎タバコを吸っている人は本數を減らす、または禁煙

3つめに「栄養のバランスのとれた食事をする」とありますが、栄養のバランスといってもどんなものを食べればよいか悩みませんか?


風邪予防に効果的な食材

ここでは、体の免疫力をアップさせる食材をビックアップしてみましょう。

□免疫力向上を手助けしてくれる納豆などの発酵食品

□腸內環境を改善する効果が期待できるヨーグルト

□強い殺菌力がある成分・アリシンを含むニンニク

□疲労回復の効果が期待できる長いも

□疲労回復・筋肉疲労を防ぐ効果が期待できる鶏むね肉

□抗酸化作用がある辛み成分・イソシアシアネイトを含む大根

□免疫力低下で発症する病気を抑えるビタミンAを多く含むかぼちゃ

□高い殺菌作用があるカテキンを含む緑茶

□抗酸化作用を持ち、ビタミンEも豊富なアーモンド

□強力な抗酸化作用と粘膜を健康に保つ成分を含むにんじん

□免疫機能の維持と向上、免疫細胞の強化に役立つたまご

□熱に強いビタミンDが豊富な青魚類(イワシや鮭、さんま、サバなど)

□免疫力を高める成分と、腸内環境を整えるオリゴ糖を含むバナナ

□旨み成分もたっぷり含れた天日干しのキノコ類……など

※免疫=細菌やウイルスなどの外部からの侵入を防いだり、 體でできてしまった健康を害する細胞を除去してくれる自己防衛機能のこと

こうして見るとたくさんありますね。これらの食材をバランスよく摂取することで、体内環境が整い、風邪やインフルエンザに強い免疫力を保つことが期待できます。

でも「あれもこれも!」と欲張って、何をどれくらい食べたらいいか迷ったときは、手っ取り早く鍋にチャレンジしちゃいましょう。

鍋りの準備が整ったら、そこに体を温める効果をもつ生姜をプラスするのも◎。鍋にはたくさんレパートリーがあるので、楽しみながら風邪予防ができますね。

鍋を食べて風邪予防!

鍋を食べて風邪予防!


他にもいろいろ。体を温めるツボを刺激して風邪予防対策を!

○体を温める(体を冷やさない)

東洋医学では、風邪が入ってくる体の部位を温めるとよいとされています。

例えば、首を前に傾けたとき、肩と首の後ろがクロスするあたりに骨が出っ張るところがあります。その骨の下部分を東洋医学では「大椎(だいつい)」と呼び、このツボ首を温めると全身を温める効果が期待できます。

「大椎」は、手足の冷えや首こりや肩こりなど冷えから来る症状に効果が期待できるので、ストールやマフラーなどで首元を温めて、免疫力を上げましょう。

全身を温め る効果が期待できるツボ「大椎(だいつい)」

全身を温め る効果が期待できるツボ「大椎(だいつい)」


冬こそ、風邪予防対策に水分補給を!

○水分を意識的に摂取するようにする

冒頭でもご紹介した通り、冬は夏に比べて水分摂取量が減ります。水分を摂らないと口の中などが乾くことで口や喉の粘膜が乾燥し(外部から侵入してきたウイルスを排除する機能が衰え)、ウイルスが体に侵入しやすくなります。こうした点から、熱中症予防のために夏は意識的に水分を摂っていますが、同じように冬もこまめに水分を摂るようにすることが大切です。

気ぜわしい年末ももうすぐ! そんな時期に風邪を引いてしまうと仕事や学業、家事など、様々なことに影響がおよんでしまいます。何より、体調不良で寝込んでしまうのはつらいですよね。

私たちのまわりには、風邪とは無縁のいつも元気な人がいる一方、ちょっとしたことで風邪をひきやすい人がいます。もちろん、もともとの体質も関係していますが、この違いは日常的な習慣の積み重ねによるところも多いはず。今冬はいや〜な風邪を引かないよう早め早めの予防に努めてくださいね。

参考・一般財団法人海外法人医療基金 公益社団法人東洋医療学校協会

冬も風邪予防の一環として、水分はこまめに摂りましょう

冬も風邪予防の一環として、水分はこまめに摂りましょう

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