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〈ボーナス・トリビア〉ボーナスの語源、日本初のボーナス支給会社は?


さあ、待ちに待ったボーナスの季節がやってきます! なかには明日がボーナス日!という人もいるかもしれません。そんな中、日本経済団体連合会が先日公表した大手企業の夏のボーナスの平均妥結額は、過去最高となる前年比6.71%増の96万7386円でした。この数字を見て、みなさんさまざまな感想を持たれたのではないでしょうか。でも、そもそも「ボーナス」っていつから支給されるようになったのでしょう? 今日はボーナス・トリビアをご紹介します。

ボーナスの季節!たくさん支給されるといいですね

ボーナスの季節!たくさん支給されるといいですね


「ボーナス」って何?語源についても解説します

「ボーナス」は、夏季や年度末、決算期などに会社から労働者に支払われる一時金のことで、賞与、夏季・年末手当などといわれる場合もあります。

ボーナスは英語で、「bonus」と書きます。

語源は「良い」を意味するラテン語「bonus(ボヌス)」で、ローマ神話の成功と収穫の神「Bonus Eventus(ボヌス・エヴェントス)」に由来しているそう。成功の女神からの特別な手当て……と思うと、なんだか、よりありがたく感じますよね。

ボーナス=賞与、夏季・年末手当

ボーナス=賞与、夏季・年末手当


ボーナスはいつから支給されているのでしょうか?

ボーナスは、江戸時代に行われていた「仕着せ」が起源と考えられています。仕着せは、商人が奉公人へ配った着物のことで、季節ごと(盆と年末)に与えられたことから「四季施」という字が当てられることもあります。

では、会社組織として初めてボーナスを支給したのはいつ、どんな会社なのでしょう。

それは、1876(明治9)年の三菱商会(三大財閥のひとつである三菱財閥の前身)といわれています。そう、三菱商会といえば土佐藩出身の岩崎弥太郎が創立した会社として有名ですね。高知県の地下浪人(じげろうにん)から、明治の動乱期に政商として巨利を得た岩崎弥太郎は、坂本龍馬と縁(えにし)の深かった人物としても知られています。

現・三菱グループのHPには「海運業で得た利益の一部を報奨金として社員に分配したことが記録として残っている」ことが記載されています。ちなみに、毎年支給されるようになったのは、1897(明治21)年からだそうです。

ボーナスの起源は江戸時代の「仕着せ」

ボーナスの起源は江戸時代の「仕着せ」


もうボーナスは支給されましたか?

ボーナスは「労働基準法」でいう賃金に含まれますが、毎月の給料のように支給が義務づけられているものとは異なります。「労働基準法」には、ボーナスの支給額や支給基準、支給期についての定めはなく、ボーナスについては企業が自由に決めることができます。夏は7月初旬、冬は12月5日~25日に支給される企業が多いようです。

一方、国家公務員のボーナスに関しては、夏は6月20日、冬は12月10日と法律で規定されています。地方公務員も地域の条例によって多少前後しますが、これに準じています。

―― ボーナストリビア、いかがだったでしょう。職場で気の合う同僚と話題にするのも楽しいですが、温かな懐で会社帰りになじみの店に立ち寄って……。そこで成功の女神からの特別な手当てに感謝しつつ、冷えたビールで乾杯!も最高ですね。

参考HP:三菱グループHP

国家公務員のボーナス支給日は6月20日

国家公務員のボーナス支給日は6月20日

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