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夏至の日には、幻想的なキャンドルナイトを


一年のうちでもっとも日が長い夏至。毎年6月21日ごろが夏至となります。

そんな夏至の夜に開催される世界的なイベントをご存じですか?  それが「キャンドルナイト」です。2001年にスタートしたこのイベントは、少しの時間だけでも照明を消してキャンドルの灯りで過ごそうというもの。比較的新しい取り組みではあるものの、世界各地で行われています。そんな幻想的なイベント「キャンドルナイト」とは、どんなイベントなのでしょうか。

世界共通の夏至に行われる「キャンドルナイト」

世界共通の夏至に行われる「キャンドルナイト」


抗議から始まったキャンドルナイトのイベント

キャンドルナイトが初めて大々的に行われたのは2001年のこと。発端は米国ブッシュ政権が打ち出したエネルギー政策に対する抗議としてカナダで行わたといわれています。報道等で目にした記憶をもつ方も多いことでしょう。最初は、停電に賛同した人々が自主的に集まり、電気を消してキャンドルの灯りだけで一夜を過ごすものでした。

それ以来「100万人のキャンドルナイト」として、世界各地で同イベントが開催されるようになっていきます。ただし、開催するのは夏至と冬至の日。その理由は、夏至と冬至は世界共通の日だからです。ですので世界中がつながるように……といった願いも込められているようです。


地球と人に優しいキャンドル

意外かもしれませんが、キャンドルは地球に優しい効果があるのです。キャンドルが燃焼する際には微量の水分が発生します。さらに、その水分が空気中に放出されることで、マイナスイオンが発生。キャンドルだから微量でしょ?と思いきや、森林浴に勝るとも劣らないマイナスイオンの量ともいわれていますから、環境だけでなく人にも優しい効果があることは間違いないですね。

さらには、人にも優しいキャンドル。

キャンドルには癒やしの効果があるといわれています。それは「1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)」と呼ばれるリズムに基づいているから。この「1/fゆらぎ」とは、人間の心臓の鼓動と同じリズムなのですが、川のせせらぎや、鳥のさえずりに耳を傾けたとき、人はとてもやさしい心持ちになりますよね。

実は、川のせせらぎも鳥のさえずりも「1/fゆらぎ」のリズムといわれていて、同様にキャンドルの炎が揺らぐリズムも「1/fゆらぎ」にあたるため、癒やし効果が期待されているのです。

小川のせせらぎの音も1/fのゆらぎ

小川のせせらぎの音も1/fのゆらぎ


思い思いの時間を過ごす空間

キャンドルナイトのスタートを振り返ると、地球環境に根づいた抗議運動のようなイメージでしたが、「1/fゆらぎ」によね癒やし効果などもあいまって、今ではキャンドルの灯りがほのかに空間を照らすなか、参加者は思い思いに過ごすスローライフ・ムーブメントとして大きな注目を集め、世界各国で多くの人が参加する一大イベントに……。

キャンドルナイトを開催する際に決まっていることは、とてもシンプルです。

20時から22時の間、電気を消してキャンドルの灯りを灯すこと。

あとは、友達と話すのもよし、世界平和を祈るのもよし、もちろんキャンドルナイトらしく地球環境を考えるのもよし。過ごし方は自由なのです。各地で行われるイベントに参加するのもよいですし、個人的に自宅でやってみるのもよいでしょう。

日本でも自発的に東京タワーや増上寺などの施設でキャンドルナイトを開催していて、様々なアーティストが参加して、キャンドルの中でのスローな時間を呼びかけています。

── 世界共通で行うのは夏至と冬至の年2回ですが、癒やしを求めてふとしたときにキャンドルに灯りを灯してみるのもよいかもしれません。最近はアロマをブレンドしたキャンドルも比較的安価で入手できますので、高い湿度のこの季節、カラダをいたわる目的にした「自宅のオンリー・キャンドルナイト」もまた素敵ですね。

キャンドルの灯りを見つめて自由に過ごします

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