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知っているようで知らない、“祝日”と“祭日”の違い


4月も残すところあと数日、いよいよ待ちに待ったゴールデンウィーク(GW)です。毎年カレンダーが新しくなると、「今年のGWは何連休かな?」と楽しみに数えていますが、考えてみれば「どうしてこの日がお休みなの?」と思ったことはありませんか?

そう考えると、「そもそもカレンダーの休日って一体誰がどうやって決めたの?」「祝日って?」「祭日との違いは?」……という疑問がわいてきます。そこで今回は、GW直前記念として、“祝日”と“祭日”の違いについて調べてみました。

もうすぐゴールデンウィーク!祝日と祭日の違いをしっかり学んで楽しい連休を迎えましょう

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違いその1:祝日は国の決めたもの。祭日は宗教的なもの

お祝いの日と書いて「祝日」ですが、これはそれぞれの国で定める記念日のこと。歴史的に重要な出来事を記念したもの、偉業を成し遂げた人物をたたえるものなどが由来となります。

一方の「祭日」は宗教的な意味合いがあります。宗教儀礼を行ううえで重要な日などが祭日にあたります。また、「祝日」と「祭日」を合わせて「祝祭日」ということもあります。

祭日には宗教的な意味合いがありました

祭日には宗教的な意味合いがありました


違いその2:祝日は、法律による休みの日と定められている

日本の祝日は、何月何日がどのような理由で祝日であるのかが、「国民の祝日に関する法律」によって定められています。

この法律は1948年に定められたもので、その第一条で「美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを『国民の祝日』と名づける」とあります。

また、この法律の第三条によって、「国民の祝日」は休日とすることが定められています。

「国民の祝日」は法律によって定められていました

「国民の祝日」は法律によって定められていました


違いその3:日本には法律で定められた「祭日」はない

日本にも以前は「祭日」があり、皇室で行われる祭祀が皇室祭祀令という法律によって定められていました。

皇室の祭祀を天皇が祭典を執り行う「大祭」と、天皇が礼拝する「小祭」があり、大祭は祝日と同様、休日でした。この法律は1908年に制定され、その後1947年に廃止されました。

それ以後、日本では法律で定められた「祭日」はありませんが、これらの祭祀は宮中の祭祀として現在も受け継がれています。また、名前を変えて国民の祝日になった日もあります。

かつての祭日は宮中の祭祀として今も受け継がれています

かつての祭日は宮中の祭祀として今も受け継がれています


おさらい:ゴールデンウィークは何の祝日

さて、いよいよ始まるゴールデンウィークは一体どのような「国民の祝日」なのでしょうか?ここで一旦おさらいをしてみましょう。

●4月29日 「昭和の日」

2007年から制定された国民の祝日です。もとは昭和天皇の誕生日でしたが、1989年に昭和天皇が崩御されてからしばらくは、みどりの日となっていました。みどりの日の名前の由来は、植物に造詣の深かった昭和天皇にちなんでつけられたといわれています。

●5月3日 「憲法記念日」

1947年5月3日の日本国憲法の施行を記念した日です。

●5月4日 「みどりの日」

もとは4月29日でしたが、2007年に4月29日が昭和の日となり、みどりの日がこの日に移りました。

●5月5日 「こどもの日」

1948年に制定されました。もとは端午の節供の日に当たります。子どもの人格を重んじその幸福をはかる日ですが、同時に母に感謝する日でもあります。

これまでは、ゴールデンウィークを「連休」というひとくくりで考えていましたが、ひとつひとつひも解いてみると、祝日にもいろいろな由来があるのですね。

ちなみに、世界にも「世界子どもの日」という日があります。こちらは11月20日で、国連総会で子供の権利条約が採択されたことに由来しています。

ゴールデンウィーク(GW)はどんな祝日?

ゴールデンウィーク(GW)はどんな祝日?

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