今週は気温が上昇する地域もあり、春の訪れを感じるようになりました。でも、うれしい半面やっかいなのが花粉です。
もはや、日本人の4人に1人が花粉症を発症しているといわれます。すでに飛散が始まっている地域もあるので、花粉対策をしっかり行い、ピーク時に備えたいもの。こちらから花粉の飛散状況が確認できますので、気になる方はチェックを! 今回は、日本気象協会発表の2018年の花粉飛散予測についてお伝えしましょう。

風に乗って山から都市部まで遠距離を飛散するスギ花粉。その飛距離は数十キロメートル以上とも

風に乗って山から都市部まで遠距離を飛散するスギ花粉。その飛距離は数十キロメートル以上とも


青森県は例年と比べて非常に多い予測。東北、関東甲信、四国地方はとくに注意を

日本のスギ林のほとんどは、植林された人口林です。北海道から九州まで広い地域に植林されており、その面積はおよそ450万ヘクタール。スギは樹齢が25年から30年になるころから、雄花をたくさんつけるようになります。 現在のスギ林の約8割が樹齢30年以上。戦後に盛んに行われた植林は、花粉を旺盛に出す樹齢に突入。こうした背景から、全国各地で花粉症が発生しているといわれいます。
花粉の飛散量は、前年の夏の天候が大きく影響します。
芽がよく育つ環境とは、【1】夏が暑くて【2】日照時間が多く【3】雨が少ないこと。
2017年の夏は全国的に気温が高く、日照時間も多くなったため、花芽がよく育っています。よって、2018年の花粉飛散量は広い範囲で前シーズンより多くなりそうです。
また、昨年に比べて多いのが東北、関東甲信、四国です。とくに青森県は例年と比べても非常に多いので注意が必要です。また、北陸、東海、近畿は昨年に比べてやや多く、中国は昨年と同じくらい、九州はやや少なめ、北海道は少ないと予測されています。

都道府県別の前シーズン比「花粉の飛散量」

都道府県別の前シーズン比「花粉の飛散量」


東京では、スギ花粉の飛散ピークが1カ月続く場合も……

では、花粉の飛散ピーク予測について紹介しましょう。
スギ花粉の飛散開始の目安は、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した場合の最初の日となります。
今冬はニュースでも報道されたように、 記録的な寒波による低温や大雪の影響もあり、飛散開始は例年より遅れています。
代表的な都市のスギ花粉飛散ピークは……
・福岡 2月下旬〜3月上旬
・高松 3月上旬〜3月中旬
・広島 3月上旬〜3月中旬
・大阪 3月上旬〜3月中旬
・金沢 3月中旬〜3月下旬
・名古屋 3月上旬〜3月中旬
・東京 3月上旬〜4月上旬
・仙台 3月中旬〜3月下旬
例えば東京であればピーク時が1カ月ほど続くので、予防対策をしっかり行い、花粉症に備えることが大事になります。


花粉が多い時間帯は? キホンの防衛対策とは?

花粉が多く飛散するのは、
・晴れて気温の高い日
・空気が乾燥して風が強い日
・雨上がりの次の日や、気温の高い日が2、3日続いた後、になります。
そして飛散数の多い時間帯は、
・昼前後
・夕方 です。
こうした時間帯はとくに、マスクやメガネの着用をおすすめします。マスクを着用するだけで3分の1〜6分の1の花粉をカットし、メガネをすることで、眼に入る花粉の約40%を減らすことができると言われています。
目や鼻はアレルギー反応が出やすい部分なので、スマホやパソコンで目を駆使しすぎたり鼻のかみすぎに注意して、普段より弱っている部分をいたわってあげましょう。
また、花粉がもっとも付着しやすい衣類はウール。コートなどの素材にも気を配り、家に入る前には衣類に付着した花粉を払い落としてから、室内に入るなどの工夫をすると安心ですね。
──tenki.jpでは、花粉情報を日々発信しています。各地の花粉の飛散情報もチェックして、この季節を乗り切ってくださいね。

風の強い日や気温の高い日はマスクを着用しよう!

風の強い日や気温の高い日はマスクを着用しよう!