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北陸 10月の第一週は季節の歩みを実感 北アルプスの標高3000m付近では降雪も


9月の月平均気温は、福井・金沢・富山・新潟の4市のいずれも観測史上1位となり、北陸地方全体でみても、平年よりかなり高くなりました。ただ、10月の第一週は、週の後半にかけて気温は低下傾向となり、ようやく季節の歩みを実感できそうです。

●天気は周期変化 週の後半にかけて気温のベースは低下 平年より低い所も

今週は、週の前半は日中は半袖で快適な陽気の所がありますが、最低気温は20度を下回る日がほとんどでしょう。週の後半にかけては気温は更に下がり、新潟の最高気温は10月中旬並み、最低気温は10月上旬並みとなる見込みです。朝晩と日中の気温差は極端に大きくはならない予想ですが、気温のベースが低下して季節は進むでしょう。体調管理には十分注意して下しさい。

●5日から6日頃は西高東低(冬型)の気圧配置 3000m級の山岳は降雪も

10月5日(木)夜から6日(金)頃にかけては、北陸付近の上空約3000メートルには0度以下の今シーズン一番の寒気が南下する見込みです。北アルプス方面の3000m級の山頂付近では、降水現象があれば降雪となる寒気が予想されています。この方面の登山を計画されている方は、事前の天候調査や装備等を万全にするようにして下さい。

●立山の初冠雪 平年日は10月12日

立山の初冠雪は 富山地方気象台が観測しており、平年日は10月12日です。

初冠雪とは、「夏が終わった後、山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで白く見えること」をいいます。

このため、初冠雪の日と山頂付近の初雪の日は、必ずしも同じ日にはなりません。山頂付近で「降水があること」「降水が降雪となる寒気が流れ込むこと」「降雪が積雪となること」「山頂で積雪が解ける前に天気が回復して麓の気象台から観測出来ること」など、いくつかのハードルがクリアされて初めて初冠雪の日となります。

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